EXO_YourName_4_D.O.(by:micky!!) (ページ24)

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「おーいしーい」

ミンソクのお金でギョンスが買ってきてくれたリンゴを
ちょびちょび齧ってよく噛みながら
そう言うと、笑ったギョンスがよかったね、と言った

さっきのキス、正直ちょっと嬉しかった
つわりがひどくてひどくて、最近ギョンスとのキスの回数も減って
ほんの少し、寂しかったのも事実で

匂いでおえってなっちゃう私のことを気遣って
なぜかキッチンでご飯を食べてるギョンス

「なんでそんなとこで食べてんの？」

「だってA、匂いダメじゃん」

「おかずによるけど・・・」

「味噌チゲ」

「・・・そこで食べてください・・・」

「なにそれ(笑)」

折りたたみの椅子に腰掛けて
足を組んでるギョンス

申し訳ない・・・けど
その姿がかっこよくて、なぜか笑ってしまった

「なに笑ってんの？」

「変かもしれないけど、なんかかっこいいよ」

「え？僕が？」

「うん、その椅子で足組んでるのがかっこいいよ」

「・・・変だねそれは」

そういいながら、小さめの鍋にスプーンを運んでは
ご飯をパクパク食べて、んん～とかいってるギョンス

最近はもうずっと布団にこもってて
ギョンスと一緒にご飯も食べられなくて

こんな風に美味しそうにご飯を食べてるギョンスを見るのも久しぶりだったから
なんだか嬉しい・・・

点滴をした日は少し楽なんだけど
そういう日に限ってギョンスの帰りが遅かったりして

こんな風にここで話すのも本当に久しぶり

「リンゴは、いけそう？」

「うん、量は食べられないけど、なんとか食べられそう。ありがとうね」

「だからお礼はミンソクヒョンに言ってよ(笑)でも、よかった、食べられて」

ご飯を食べ終わったギョンスが
ガチャガチャと片付けを始める

何もしてあげられなくて、本当になんだか申し訳なくて

「ごめんね・・・」

と、謝ると
え？と目を丸くしたギョンスと目があった