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その言葉がじーんと胸に響いて
思わずまた目に涙が滲んだ
「夢ならいいのにって・・・言われなくてよかった」
「また泣いてるの？？」
「ううん、泣いてない」
「泣いてるよ？」
目元に溜まった涙を伸びてきたギョンスの親指が拭う
「もう泣かないで。本当に、大丈夫。絶対大丈夫にしてあげるから。安心して・・・」
「年上なのに、こんなの・・・ごめんね」
「年は関係ないでしょ」
それはもう言わないって約束なのに
そう言ってギョンスは少しだけ私を睨んだ
「・・・ギョンス、私と頑張ってくれる？」
「うん、がんばる。例えEXOを辞めないといけなくなっても、最後まで責任持って、頑張るから」
そう言ったギョンスの目には
さっきまで瞳の奥で揺れてた不安とか心配とかは見えなくて
なんだか、がっちりと覚悟を決めたみたいだ
「僕とA、力合わせてがんばろう？」
ギョンスはそういうと、あ、と言ってから
ぎゅ、と私のお腹を抱きしめる
「ここにもう1人いた」
ふふ、と笑うギョンス
こんな状況なのに、なんだかおかしくなって私も笑ってしまう
「ほんとだね」
「ん、がんばろう。ここにいる赤ちゃんのために」
「うん・・・」
携帯が鳴り始めて、ディスプレイを確認したギョンスが
ごめん、と言って電話に出る
「もしもし、スホヒョン？」
そのまま寝室の方へと消えてく
これからどんな試練が待ち構えているのか
まだまだ私たちにはわからない
だけど、大丈夫
三人でがんばるって、約束したから
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作者名：micky!!
| 作成日時：2015年4月3日 1時
