君の香りで僕らは息をする(3)（SN） (ページ44)

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勉強は嫌いじゃないから、大学に進んだ。

SnowManには既になってたけど、受験はお話を貰うほんの少し前だったし、

デビューできる保証なんてなかったから。

でも行くんだったら必死で通って卒業しようってなった。

欠席は単位が無くなるギリギリまで。

テストで点を稼ぐ。

レポートはちゃんと出してた。

欠席した時は同じ講義を取ってる子に授業の内容を教えてもらった。

…片手分くらい名前書いてもらったこともある。

そんなことは置いておいて、

だからサマパラとか滝沢歌舞伎の時なんか必死にやりくりして、

他の時も寝る暇なかったと思う。

そのため精神的にも安定しない日が続いてた。

(岩本)『ねえどうせやばい生活してたんでしょ。』

やばい、照くん怒ってる。

過去のこととはいえ危険だ。

まあその通りすぎるんだけど。

｢ごめん、今はもう卒業してるし、もう大丈夫だよ。｣

(岩本)『デビュー前とかどうしてたの。』

｢それまでなるべく欠席しないようにして欠席を貯めて、

ほんとに忙しい時に貯金を切り崩したりしてた。

…あと2.3回だけズルした。｣

(岩本)『Aでもズルするんだな笑』

｢しょ、しょうがなかったから。｣

(岩本)『今がちゃんとしてるならいい。』

｢うん、ごめん。｣

(岩本)『でも俺入学式行きたかったし卒業式も行きたかった。』

｢ごめんって。｣

(岩本)『じゃあ袴着て写真撮ろ。』

｢え？！｣

(岩本)『俺スーツ着るわ。』

(渡辺)『え、ずるい俺も。』

(目黒)『抜けがけずる笑』

なんだか大変なことになりそう。