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こんなの初めてだ。付き合ってもない人と二回もするなんて。隣の彼は、気持ち良さそうに寝ている。何だか昨日は前回に比べて激しかった気もする。なんやねん。
『･･･痛、』
辻󠄀「･･････、ん、･･････おきたん？」
『･･････腰痛い･･･、よーつー･･･』
辻󠄀「･･････、たばこは･･････？」
『･･･吸う気にならんくらい･･･痛い･･･』
情けない格好になってる私を見て、ボサボサの辻󠄀が支えてくれる。
辻󠄀「･･･ちょっと･･･待ってな、今･･･応急処置･･･したるから･･･」
床にうつ伏せに寝かせられて、気配的に後ろから乗られた。え？応急処置って何？
『え、何す･･･んっ、』
辻󠄀「何って･･･マッサージやけど･･･お前にもしてもらうで･･･俺の･･･」
そういえば、腰痛持ちやったんやっけ？ヘルニアでもないの辛すぎるよな。
『ん･･･、あぁ〜･･･癒される･･･』
辻󠄀「･･･こんなもんでどう？」
『･･･ん〜、何とか動ける･･･あ、やるんよな？やるで』
辻󠄀「ありがと」
指示された通りにやってあげると、そうそう、と何か気持ち良さそうにしてくれた。ほんまに腰悪いねんな、ご愁傷さまやわ。
『･･･どうかな？』
辻󠄀「･･･うん、軽い」
『よかった･･･あ、お風呂！お風呂入ろうと思っててん！借りてええ？』
辻󠄀「じゃあ、何とかしとくわ」
『何とか･･･？』
辻󠄀「はよ入ってき」
他人の家のお風呂とか久しぶりやなぁ、と感動しつつ、お風呂に入る。少し汗ばむ体が浄化されるから風呂は好き。しずかちゃんエグいぐらい入ってるけど、そういうことよな。きっと。
辻󠄀「･･･うぉっ！･･･いきなり過ぎやろ！」
『居るとか知らんし･･･！』
辻󠄀「はい、服とタオル」
『ありがと･･･』
ラブコメのハプニングシーンやんか･･･！
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作者名：明烏 | 作成日時：2021年11月24日 8時
