世界を大喜利に変える人 (ページ31)

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side＿ons

星川「例えばさー、ご飯誘うとか、飲み誘うとかないん？そりゃ、いつまで経ったって辻󠄀ちゃんの方が一枚上手よ」

大西「何て誘ったらええのか分からんやん」

星川「別に何でもええやん。ほら、今日のこと謝りたいとか、久しぶりにお笑いの話したいとかでもええねんて」

星川は星川なりに、自分の案を出してくれている。まぁ、そもそもこいつが甚だ俺の味方とは思えないが。

星川「ていうか、そもそもうちの奴のこと好きなん？おおにっちゃんは」

大西「いや･･･好きって言うか･･･取られたくない」

星川「散々自分から辻󠄀ちゃんにあげてたやん」

大西「それは･･･」

菊本も辻󠄀もお互いのことマブダチやって言うから。まぁ、こいつなら大丈夫だろうって心のどこかで思ってたんやと思う。けど、現実そう甘くなかったというわけだ。

星川「あんたも辻󠄀ちゃんも大概マブダチとかそういう言葉でうちの奴のこと縛り付けるよ。私からしたら」

大西「縛り･･･」

星川「知らんやろ。あんたら二人が疎遠になった時のうちの奴の反応。すんごい気まずそうにしてたで？」

ニューヨークの餌になる前に二人とも諦めな、と言われるが、そんなことは出来ない。いや、したくない。俺はずっと菊本が好きやから。

星川「先に言うとくけど、今の辻󠄀ちゃんは手強いで」

大西「応援してくれるんか？」

星川「いや、応援はせんけど」

大西「そういうとこやで」

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