世界を大喜利に変える人 (ページ24)

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-カンパリソーダ-な朝ページ24

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ベッドで寝ていた。辛うじてパンツを履いてることは理解出来る。そうか、胸は無防備なままなんか。

『･･･〜･･･、』

昨晩、酔った勢いで同期に抱かれた。案外あっさりと十何年守り続けてきた芸人処女を奪われてしまったというわけだ。長い夢を見ていたようにも感じられるが、隣に感じる温もりが私を一気に現実に引き戻す。辻󠄀に抱かれたんや、と。

「ウォッカギブソン」というお酒は、口当たりは良いが、相当な度数のお酒だ。まぁ、強いお酒をお酒で割ってるんだから、そりゃ強い。そんなん猿でも分かる。一気に飲み干した辻󠄀への負担はデカい。

辻󠄀「･･････、行かんといて･･･」

『お水飲みたいし、ヤニ吸いたいだけやねんけど』

辻󠄀「ええから･･････」

肩越しに感じる辻󠄀の息遣い。まずい、昨日のことが呼び起こされる。

辻󠄀「今、そういう妄想しとった？」

『うるさ。･･･ていうかさ』

辻󠄀「何？」

『抱くだけやったら、普通の女の子で良かったんちゃうの？』

辻󠄀「何言うとんねん、俺はお前が好きやから抱いとんねん」

『そういうのさぶいで』

辻󠄀「ほんまに思ってんねんけどなぁ･･･」

首元に生ぬるい感触。

『･･･、舐めた？』

辻󠄀「さぁね」

何やねん、さぁねって。私は、何とか辻󠄀の手を離れて放られていたブラを付けて、近くにある辻󠄀のアウターを着て、半身を外に出してタバコの火を付けた。

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