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髪が急に変わったので、アクセサリーを急遽買うことにした。家にはあんねんけど、今日は所持してない。ちょうどええから買う。
『よし、これで手を打つ』
てらうち「やから、むっちゃ早いねんて」
正直、時間ないもん。
てらうち「ピアス、買う速度芸人界でトップちゃう？」
『そうやと思うわ』
まぁ、早くえぇピアスと出会えたって言うのもあるけどな。漫才劇場に戻って、衣装にまた着替えて、ピアスを付けた。うん、浮いてない。予想通りの仕上がりだ。
辻󠄀「え！？誰！？」
『いや、菊本やけど』
辻󠄀「金髪は？！」
『やめた。てらうっちゃんに負けたから』
辻󠄀「むっっっちゃ可愛ええやん！」
『え、そう？』
こいつは、誰彼構わずそれ言うから信用ならんよな。女芸人みんな落とす気なのかもしれない。まぁ、マブなのには変わらんけど。
星川「あれ！？え！変えたの？！」
『てらうっちゃんに負けたから･･･うん、気分で』
星川「むっちゃ可愛ええ！さすが相方やわ！」
怖い怖い！こんなに褒めちぎられるとかえって似合ってない可能性出てきた。
『うーん･･･、進ー！』
大西「なんやねん･･･えっ、」
『え？』
大西「き、金髪･･･なくなってるやん」
『うん、なくしたもん･･･え、どう？』
大西「か、可愛いよ･･･」
『え？』
大西「やから似合ってんねん！」
二度も言わせんなや、と怒られた。あんなにこだわってた金髪って案外要らんもんやったんやな。進に怒られたけど。いや、なぜ？
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作者名：明烏 | 作成日時：2021年11月24日 8時
