【d!】この世界2人だけになっても【kn】 (ページ7)

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6-1小節目ページ7

A

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「ステージ演出の改編!?衣装の露出を減らす!?嫌よ！」

「A……」

「せやかて言われてもこれでも大分譲歩しとるんですわ。」

「これで譲歩とか笑わせないで。衣装は私がデザインして作ってもらったものなの！演出だって口だけじゃなくて実現可能なレベルを見極めて依頼してるの！それを譲歩してやるから変えろですって!?バカにするのもいい加減にしてちょうだい！」

「A！どうか落ち着いてくれ……」

「社長は黙ってて！」

何か一つ文句をつけられて、反抗して。
呆れられて諦めるよう促されて、反抗して。

だんだん顔つきが険しくなっていくトントンさんと顔つきこそひとつも変わらないにしろ社長……弱い所から攻め入ろうとしてくるオスマンさんを退けてただひたすらにＮＯの意思を突き通し続ける。

どの場所でも、誰が相手だろうと譲れないところまで土足で入ってくるような奴らに容赦なんてしない。たとえ相手が恐ろしいと揶揄される軍事国家の幹部達でも。

殺せるものなら殺してみろ！外国人を逆らったという理由だけで殺すということが悪手な事すら分からない手の付けようのない阿呆達にお似合いのエンディングはひとつしかないんだから！

「話にならないわ。お互い国のメンツもあるでしょう、ライブはするわ。けどお生憎様！あなたたちのサポートを受けなくても私はやるわ！」

「お待ちいただけるかな？」

「来るんじゃなかった！こんな国！だいっきらいよ！」

社長が終わったと天を仰ぐ様子が目の端に映るけどそんなの今は知ったこっちゃない。