バレンタイン▶︎贈呈 extra2戦目 ページ23
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「頑張って作るんで楽しみにしてください。」
「んふ、ほんまに？俺むっちゃ楽しみにしてええ？」
「むっちゃ楽しみにしててください。お仕事終わったら一緒に帰りましょう、私の家来てください。」
そんな最高の予告をされていたバレンタイン、当日。
「チーノさん、終わりました。帰りましょう。」
「やったぁ俺楽しみにして今日仕事しとってんで！行こ！はよ帰ろ！」
俺が牽制に牽制を重ねていたのもあって付き合ったのは早めに公表した。
そのおかげでこうやって職場でもスキンシップを許されている。
付き合ってからちょっと幼くて、可愛らしい一面を余すことなく見せてくれるようになったAだがやっぱり職場でキリッとしたAもやっぱり堪らなく最高。こんなに完璧に俺のツボを抑えてくるAが彼女なんていまだにまだちょっと信じられないくらい嬉しい。
会社の中でのスキンシップは嫌だと禁止されている分、会社の最寄り駅を電車が出発した直後から混雑した電車の中でAが転けないように抱き締めてみると照れたようにスーツを握って収まってくる。何これ、なんのご褒美やろか。
足早にそろそろ来慣れた家に足を踏み入れると1日置いても取れなかったのかチョコの甘ったるい香りが部屋に充満していた。
「お試しで作っただけだったはずだったんですけど何回か失敗しちゃって。晩御飯の後にあげますね。」
「うん！楽しみやわぁ！え、晩御飯ももろてええの？」
「晩食べないでバレンタインのものだけ食べるつもりだったんですか⁉︎もう、ちゃんと食べてください！今日はチキン南蛮ありますよ。」
「えへへぇ……嬉しいわぁありがと！」
チョコの匂いの中で食べるご飯ってなんか不思議ですよね、なんて笑うA。何作ってくれたんやろ、とそわそわしていたのはすぐにバレてちゃんと用意してますから、宥められた。なんかもう、何もかもが可愛すぎる。
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烏ノ(プロフ) - ミューゼスさん» お返事ありがとうございます！え！！そうだったんですね！ありがとうございます、嬉しいです！これからも頑張ります！応援ありがとうございます！！ (1月17日 15時) (
レス) @page20 id: 0d605b0b57 (このIDを非表示/違反報告)
ミューゼス(プロフ) - 烏ノさん» 烏ノさん初めまして、コメントありがとうございます。烏ノさんの作品読ませて頂いておりびっくりしてます……他でもない烏ノさんにお褒め頂けてとても嬉しいです。私も烏ノさんの作品いつでも待ってます！ (1月17日 15時) (レス) id: a70d28dc8c (このIDを非表示/違反報告)
烏ノ(プロフ) - 初めまして、烏ノ(うの)と申します。急なコメント失礼致します...！内容が良すぎて一気に最後まで読ませて頂きました...！また新しい作品を楽しみにしています！ (1月17日 3時) (レス) id: 0d605b0b57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミューゼス | 作成日時：2024年1月11日 3時
