Warm Light×今市隆二 1-1 (ページ8)

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寝室に行くまでには、
リビングを通らなければならない。

もう確信したはずなのに、
自分の目で確かめなきゃ分かんないって言う心の中の私が
どうしても歩みを止めさせてくれなかった。

結果なんてもう見えてるはずなのに。

スタンドライトで薄暗いリビングの先には、
ドアが開け放たれている寝室。

ベッドの上でいやらしく動く２人の影。
それから女の人の甘い声に怒りが込み上げた。

「…最っ低！！」

思わず上げた私の声に２人は動きを止めた。

蓮は私のもとへ上裸でやってきた。

蓮「違うんだ！これはっ！！」

言い訳する間もないくらいに
私は蓮にビンタをした。

蓮「…はっはははは！…お前が悪りぃんだよ。
お前がいつまでたってもヤらせてくれねぇから。
何が怖いだよ。２２歳にもなって純情ぶってんじゃねぇよ。
そんなのに付き合ってられっかよ！！！」