19.9※物語の内容大幅に変更します。 ページ9
『(炭治郎。何処?何処にいるの?)』
Aは花街の屋根を駆け回った。
炭治郎の姿が無い。
心配なのだ。
不安なのだ。
『(炭治郎……。炭治郎……っ!!)』
と、その時。
ドギャアッッ
『っ!?!?』
何処からか凄まじい音がした。Aはそちらに足を向け、走り出す。その一角は土煙が立ち込めていた。強い鬼の気配が二つある。
『っ、炭治郎!!』
Aは屋根の上で横たわっている炭治郎に声をかける。目を固く閉じて名前を呼んでも起きないのだ。Aは辺りを見回す。建物が崩壊していた。
人間の仕業では無い。
鬼だ。
鬼の仕業だ。
『炭治郎!炭治郎、起きて!!』
”炭治郎!!“と呼びかける。
炭「っ!!」
炭治郎が目を覚ました。Aは炭治郎を抱き締める。
『炭治郎、良かった……!!』
炭「A?何でここに……っ!!いや、それよりも、帯鬼は!?」
『帯鬼?』
炭「そうだ!俺が気を失って、禰豆子が加勢に来てくれて……!!」
『禰豆子ちゃんが?』
炭治郎が簡潔に説明してくれた。どうやら炭治郎は怒りで我を忘れて鬼と戦ったらしい。そして体力の限界・命の限界を超えかけた。
炭「その後は、気を失って……。覚えてなくて。気付いたら、Aの声がして……」
『そう、だったの……』
炭「俺は禰豆子を探すから、Aはここに居てくれないか?」
『ううん。私も一緒に禰豆子ちゃんを探すよ』
炭「A……」
『言ったでしょ。私にも禰豆子ちゃんを守らせてって』
Aの真剣な瞳に、炭治郎は泣きそうになった。堪えていた涙を羽織の袖で拭う。
炭「ありがとう、A」
『炭治郎は私の大切な友達だもん』
“当たり前だよ”と笑顔でそう言った。
炭「そこら中禰豆子の血の匂いがする……。俺が気を失っている間どれほどの傷を負ったんだ……」
『炭治郎……』
炭「っ、禰豆子!!」
と、炭治郎が禰豆子を見付け、禰豆子に駆け寄る。禰豆子は会った時とは違い姿が変貌していた。
『炭治郎!禰豆子ちゃん!』
Aも炭治郎の後を追う。禰豆子が暴れているのだ。
Aが店に入る瞬間。
宇「お前はここにいろ」
『師範……!』
天元が来てくれた。
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アカドラ - ひなさんのに追加なのですが蝶屋敷で治療の場面も見てみたいです。点滴苦手な夢主ちゃんを天元様が頑張れと支える感じで (2022年2月17日 21時) (レス) id: 23df05fb02 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - ひなさん» コメントありがとうございます!リクエストの件承りました!更新頑張ります!! (2022年2月17日 18時) (レス) id: d61d7e4bfb (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - アスパラさん» コメントありがとうございます!お宝作品だなんて(*´ω`*)嬉しすぎます!頑張ります! (2022年2月17日 18時) (レス) id: d61d7e4bfb (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - アカドラさん» コメントありがとうございます!リクエストの件承りました! (2022年2月17日 18時) (レス) id: d61d7e4bfb (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 今度ばんがいへんで、主ちゃんが血気術でなかなか下がらない高熱にうなされて、それで天元様が看病してくれるの読みたいです!!それと作品大好きです!!これからも頑張ってください! (2022年2月17日 11時) (レス) @page35 id: c44662b8ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななこ | 作成日時:2022年2月1日 8時