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『まきをさん！今日はよろしくお願いします！！』
そう元気にお辞儀をした女の子。その子は天元様が柱になって何度目かの任務で拾ってきた子だった。
ま「容赦しないよ！」
『はい！』
私はその子の事、最初は苦手だった。泣き虫だし弱虫だし、臆病ですぐ逃げ出そうとするし。須磨の小さい版、みたいな。そんな感じ。
だけどある日から彼女は、次第に変わっていった。
ま「アンタ、泣かなくなったね」
『そうですか？』
ま「うん。前よりも強くなった」
”何かあった？“と私が聞くと、彼女は悲しそうに顔を歪めた。どうやら那田蜘蛛山の任務で、家族を殺した鬼と遭遇したらしい。自分で仇を討ちたかったけど、まだ強くなくてその鬼の頸を斬ることが出来なかった。
『しのぶさんに助けられなければ、今頃私は死んでました。だからこそ、もっともっと強くなって、師範みたいな強い柱になりたい。……そう思ったんです』
驚いた。あんなか弱かった女の子がここまで成長したなんて。
●
『須磨さん、まきをさん。無事で良かった……』
天元が須磨とまきをの頭をポン、としたあと、二人はAに抱き締められた。須磨は泣きながらAに抱き着く。まきをもしばらく呆然としたあと、Aに優しく抱き着いた。
宇「……」
伊「オイィィィ祭りの神テメェ！！蚯蚓帯共が穴から散って逃げたぞ！！」
宇「うるっせぇ！捕まってた奴ら皆助けたんだから良いじゃねぇか！まずは俺を崇め讃えよ！話しはそれからだ！！」
ま「天元様早く追わないと被害が拡大しますよ」
宇「野郎共追うぞ。ついて来い！さっさとしろ！」
『(何だかんだ言って、奥さんには敵わないんだよなぁ)』
●
宇「どけどけェ！！宇髄様のお通りだ！！」
『(師範と一緒に鬼の頸を斬る……！)』
天元と共に屋根を駆けて行くA。Aはふと、炭治郎のことを思い出した。
『師範！』
宇「なんだ！」
『少し離れます！』
宇「おう！」
たったこの言葉だけで分かり合える。
Aは天元のもとを離れ、炭治郎のもとに行った。
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アカドラ - ひなさんのに追加なのですが蝶屋敷で治療の場面も見てみたいです。点滴苦手な夢主ちゃんを天元様が頑張れと支える感じで (2022年2月17日 21時) (
レス) id: 23df05fb02 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - ひなさん» コメントありがとうございます！リクエストの件承りました！更新頑張ります！！ (2022年2月17日 18時) (レス) id: d61d7e4bfb (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - アスパラさん» コメントありがとうございます！お宝作品だなんて(*´ω｀*)嬉しすぎます！頑張ります！ (2022年2月17日 18時) (レス) id: d61d7e4bfb (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - アカドラさん» コメントありがとうございます！リクエストの件承りました！ (2022年2月17日 18時) (レス) id: d61d7e4bfb (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 今度ばんがいへんで、主ちゃんが血気術でなかなか下がらない高熱にうなされて、それで天元様が看病してくれるの読みたいです！！それと作品大好きです！！これからも頑張ってください！ (2022年2月17日 11時) (レス) @page35 id: c44662b8ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななこ
| 作成日時：2022年2月1日 8時
