1.2 ページ26
宇「そうか。アイツがそんなこと……」
炭「はい!」
別の日。炭治郎は宇髄邸にいた。どうやらAは長期任務らしく、宇髄邸に居ないようだった。雛鶴が用意してくれた緑茶とおにぎりを食べながら天元と話す。
炭「Aと会った時、俺に怯えている匂いがしたんです。弱くて、それでいて優しくて。そんな匂い。でも今は、とても強くて頼りになって、正義感が強い匂いになってます」
宇「お前、鼻が効くんだっけな」
炭「宇髄さんは派手で強くて派手な匂いがしました!!」
宇「ハッハッハッ!!派手2回言ってるぞ!」
炭「そのくらい大切なので!」
そう言い切る炭治郎に、天元はまた笑った。暖かい日差しが、宇髄邸に差し込む。
宇「………、あいつは、最初は弱くて泣き虫で臆病で。すぐ稽古を逃げ出そうとする。弱かった奴なんだ」
炭「そうだったんですか……」
宇「でもあいつは変わった。煉獄が亡くなってからのあいつは、見る見る間に変わっていった。泣かなくなった。強くなった。”音の呼吸“から”歌の呼吸“を派生させた。あいつはもう泣き虫なんかじゃねぇ」
炭「………」
宇「あいつは、俺の自慢の弟子だ」
優しい笑顔でそう言う天元。
二人にしかない特別な絆。
宇髄天元と轟A。
この二人の絆は、いつまでも続くだろうーーー。
炭治郎はAを自慢気に話す天元を見ながら、そんなことを思った。
ーー特に意味は無いんだけど……。師範の左目にさ、以前紅が施されていたじゃない?私、あれ見るのが好きで。だからなのか、自然と師範の左側に並んじゃっているのかもねーー
※しゅる様からのリクエストです!
ありがとうございました!こんな感じでよろしかったでしょうか?また読みたい物語ございましたら、リクエストよろしくお願いします!
2.1番外編:中高一貫!キメツ学園!※月の舞様からのリクエスト→←1.1番外編:師範限定※しゅる様からのリクエスト
869人がお気に入り
「鬼滅の刃」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アカドラ - ひなさんのに追加なのですが蝶屋敷で治療の場面も見てみたいです。点滴苦手な夢主ちゃんを天元様が頑張れと支える感じで (2022年2月17日 21時) (レス) id: 23df05fb02 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - ひなさん» コメントありがとうございます!リクエストの件承りました!更新頑張ります!! (2022年2月17日 18時) (レス) id: d61d7e4bfb (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - アスパラさん» コメントありがとうございます!お宝作品だなんて(*´ω`*)嬉しすぎます!頑張ります! (2022年2月17日 18時) (レス) id: d61d7e4bfb (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - アカドラさん» コメントありがとうございます!リクエストの件承りました! (2022年2月17日 18時) (レス) id: d61d7e4bfb (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 今度ばんがいへんで、主ちゃんが血気術でなかなか下がらない高熱にうなされて、それで天元様が看病してくれるの読みたいです!!それと作品大好きです!!これからも頑張ってください! (2022年2月17日 11時) (レス) @page35 id: c44662b8ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ななこ | 作成日時:2022年2月1日 8時