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伊「ぬおおおおおおぉぉぉおおお!!」
『伊之助!伊之助、やったね!!』
堕姫の頸を斬ったAと伊之助。
伊「とりあえず俺は頸持って逃げ回るからな!!お前らはオッサンを加勢しろ!!Aもオッサンの方行って良いぞ!!」
『伊之助の側に居るから!炭治郎、善逸!師範の方へ!!』
善「分かった!」
炭「気を付けろA、伊之助!!」
伊「おうよ!!」
『了解!!』
二人は逃げ回る。
勝った。上弦の陸に勝ったんだ。
舞い上がっていた。
伊「グワハハハハ!!攻撃にキレがねぇぜ!!」
堕「何ですって!?」
伊「死なねぇとはいえ急所の頸を斬られてちゃあ弱体化するようだな!グワハハハハ!!」
『伊之助さん、笑い方……』
だからこそ
二人は気付かなかった。
『……っ!?』
伊「ハ……」
一瞬何が起こったのか分からなかった。伊之助は心臓を、Aは左の脇の下を妓夫太郎の鎌で刺されたのだ。妓夫太郎は堕姫の頸を取り戻した。
炭「伊之助っ!!Aーーーーっっ!!!」
『……、たん、じろ、……っ!!』
目の前が真っ暗になる。何故妓夫太郎がこっちにいる?天元は生きているのか?
『(しはん……)』
薄れゆく意識の中で、Aは天元のことを思っていた。
●
『……ん、』
Aは目を覚ました。状況が飲み込めず、しばらくボーッと夜空を見上げる。
『……っ!!』
起き上がろうとすると身体中に激痛が走った。思い出した。炭治郎、伊之助、善逸と共に堕姫の頸を斬ったこと。そして妓夫太郎が来て二人を刺した事。
『(呼吸で、止血して………。師範は?師範は、……大丈夫、だよね……)』
一人妓夫太郎と戦っていた天元を探す。
ゆっくり体を起こし、目の先にはーーー。
『……っ、師範……!!』
己の師・宇髄天元が横たわっていた。Aは痛む体を無理矢理起こし、天元の元へ向かう。
『……っ!!』
Aは目を疑った。天元の左腕が引き裂かれていたのだ。目は固く閉じられている。
『師範…っ!!師範、起きて…!!』
嫌な記憶が、脳裏を過る。
『嫌だ……っ!師範、死なないで……!!』
Aは天元にしがみついた。
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アカドラ - ひなさんのに追加なのですが蝶屋敷で治療の場面も見てみたいです。点滴苦手な夢主ちゃんを天元様が頑張れと支える感じで (2022年2月17日 21時) (レス) id: 23df05fb02 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - ひなさん» コメントありがとうございます!リクエストの件承りました!更新頑張ります!! (2022年2月17日 18時) (レス) id: d61d7e4bfb (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - アスパラさん» コメントありがとうございます!お宝作品だなんて(*´ω`*)嬉しすぎます!頑張ります! (2022年2月17日 18時) (レス) id: d61d7e4bfb (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - アカドラさん» コメントありがとうございます!リクエストの件承りました! (2022年2月17日 18時) (レス) id: d61d7e4bfb (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 今度ばんがいへんで、主ちゃんが血気術でなかなか下がらない高熱にうなされて、それで天元様が看病してくれるの読みたいです!!それと作品大好きです!!これからも頑張ってください! (2022年2月17日 11時) (レス) @page35 id: c44662b8ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななこ | 作成日時:2022年2月1日 8時