阿吽の夫婦〜ゴミ捨て場の決戦〜【ハイキュー！！】【澤村大地】 (ページ2)

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春高3日目。

『大地、頑張ってね』

澤「おう」

公式ＷＵも終わり、仁花ちゃんと共にマネージャー席へ向かう。

谷「楽しみですね！」

『うん。そうだね。待ちに待った”ゴミ捨て場の決戦“だ』

谷「Aさん、嬉しそう……」

嬉しくて堪らない。

私達は”昔の因縁“とかは分からないけど、それでも。私達には私達なりの”因縁“がある。

黒「あらあらまぁ。フライング上手の烏野さんじゃないですか」

澤「どうもおかげさまで。」

黒「(いでででででで！)」

大地とテツ君が握手してる。

その光景を見て、私は少し笑ってしまう。

《では両チームのスターティングメンバーの紹介です》

最初は烏野から。

1番キャプテン。烏野の”支柱“ＷＳ澤村大地。

と、次々スターティングメンバーを紹介していく。みんな成長したなぁ。特に翔陽と飛雄。最初はあんなに仲悪かったのに、今じゃ”変人コンビ“だものね。

『ふふ………』

谷「？？？」

《練習試合では負け越しているという烏野高校。「今日は勝ちに来ました」と若き闘将。気合は充分です》

『(烏養コーチ………)』

《烏野高校は昔からのライバルにあたりますが、「勝ちに来た」と言う烏養監督に対し、笑顔で「受けて立つ」と返しました。こちらはベテランの風格》

谷「……烏養元監督も、コートに立ちたかったんじゃないですかねぇ………」

『んー。………多分、あの人はそうは思ってないんじゃない？』

谷「え？」

『確かに、春高のパンフレットに烏養元監督の名前は載ってないけど、監督の弟子の翔陽がコートに居る。それに……監督のお孫さんであるコーチが居る』

武ーーコーチをしてくださる事になった、烏養君です！！ーー

あの日。

武田先生がコーチを連れてきてくれたあの日から

烏ーー下を向くんじゃねぇぇぇぇ！！！ーー

何度あなたの言葉に救われたか。

烏ーーバレーは！常に上を向くスポーツだ！！ーー

『前監督なら、“申し分無し”って言うと思う』

春の高校バレー全国大会3回戦
宮城県代表烏野高校
(5年ぶり9回目)
VS
東京都開催地代表音駒高校
(5年ぶり11回目)

澤／黒「「喰い散らかすぞァ！！！」」

頑張れ、大地。

烏音「「オエーーイ！！！！」」

頑張れ、皆。