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プレゼント・マイクの合図と同時に麗日は爆豪に突っ込んでいく。爆豪は強い。本気の近接戦闘はほとんど隙無し。タイマン勝負をした時に戦ったから痛いほどよく分かる。
『(でも、麗日さんの個性も決して弱くはない。彼女の場合はとにかく相手を浮かしてしまえば主導権を握れる。だから“速攻”なんだ。爆豪くん的には回避ではなく、迎撃)』
だがその“迎撃”が強すぎる。麗日は反応出来ず、爆撃が当たった。辺りに煙幕が漂う。
爆豪「じゃあ死 ね」
麗日本人だと思われたその影が上着だった。だがそれも無意味だ。間髪入れず爆豪に再突進する。
『(さっきから麗日さんの体勢が低い？何か策が……？)』
麗日「おらぁぁぁぁぁ！！！」
蛙吹「お茶子ちゃん…！」
峰田「爆豪まさかあいつそっち系の……」
麗日「まだまだぁ！！」
マイク《休むことなく突撃を続けるが…これは……》
周りから見れば麗日の姿は滑稽に見えるかも知れない。だがAはふと、視線を上にやった。
『(なるほど。そういう事か)』
「おい！！それでもヒーロー志望かよ！そんだけ実力差あるなら早く場外にでも放り出せよ！！」
と、一部から爆豪に対してのブーイングが上がった。
『(こいつら……っ！！本当にヒーローなの！？)』
相澤《今遊んでるっつったのプロか？何年目だ？シラフで言ってんならもう見る意味ねぇから帰れ。帰って転職サイトでも見てろ》
『(相澤先生……)』
相澤《ここまで上がってきた相手の力を認めてるから警戒してんだろう。本気で勝とうとしてるからこそ、手加減も油断も出来ねぇんだろうが》
相澤の言葉にAは再び視線を試合に戻した。そうなのだ。麗日の目は、まだ死んでないのだから。
爆豪「(まだだ…まだこいつ…死んでねぇ)」
『(爆豪くん…)』
麗日「そろそろ…か…な…」
フラフラ、と麗日が立ち上がる。
麗日「ありがとう爆豪くん。油断してくれなくて」
『(爆豪くんの距離ならともかく。何で客席にいながら気付かなかったのかな。低姿勢で突進し続けて武器を蓄えていた事。絶え間ない突進と爆煙で視野を狭め、悟らせなかった事)』
マイク《流星群ーー！！！》
だが、麗日の攻撃も爆豪には全く通じなかった。
BOOM！！
マイク《会心の爆撃！！麗日の秘策を堂々正面突破！！》
爆豪「いいぜ。こっからが本番だ、麗日」
カク……
『(麗日さん…！)』
麗日は体が動かなくなった。
許容範囲を超えていたのだ。
そして
ミッド「麗日さん行動不能。二回戦進出…爆豪くんーー」
爆豪が二回戦進出した。
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エマ - のどぐろ好きww (2022年9月17日 22時) (
レス) @page5 id: bd6d024952 (このIDを非表示/違反報告)
はないかだ(プロフ) - やっぱり狗巻ちゃんに勝って欲しいです！ (2022年9月3日 0時) (レス) @page42 id: 63d1108410 (このIDを非表示/違反報告)
アスト多奈川 - 遅くてごめんなさい！狗巻ちゃんに勝ってほしいです…！ (2022年9月2日 17時) (レス) @page42 id: 3c601836b6 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 夢主狗巻が勝って欲しいです！ (2022年9月2日 6時) (レス) @page42 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
妃瀬(プロフ) - 初コメ失礼します！やっぱし準決で爆豪とぶち当たって欲しいので狗巻ちゃんで！ (2022年9月2日 6時) (レス) @page42 id: 7f2cf0d803 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな姫
| 作成日時：2022年7月10日 21時
