No.1転校生 1.1 ページ3
相澤「じゃあ名前呼ばれたら入ってこい」
『しゃけ！』
相澤「(やっぱり何言ってるか分からん………)」
そんなことを思いながら、相澤は生徒達が待っている教室に入った。
『………』
濃緑のラインデザインが特徴的な、女の子らしいシルエットのジャケットと、プリーツスカートの制服。着慣れないものなのか、Aはスカートをピラピラさせていた。
悟ーー”任務“だけど、あくまで君は”生徒“として楽しんでおいでーー
『(生徒で、か……。なんか面倒だな。それにしても、あの相澤って人めちゃくちゃ包帯巻かれてたけどなんかあったの？？？)』
そう。雄英高校ヒーロー科1年A組の担任・相澤消太は何故か体中包帯で巻かれていたのだ。悟も包帯の時があったが、あれ程ではなかった。
『(ま、なんとかなるでしょ。それにしても、学校広いなぁ……。高専の方が広いかな)』
相澤「転校生を紹介する」
A組「学校っぽいのキタァァア！！！！！」
『っ！？』
突然の叫び声に驚くA。その後再び静かになったので、Aはホッと胸を撫で下ろした。窓から外を眺める。
『(仲良く出来るかな…)』
相澤「狗巻、入ってこい」
『……っ、』
相澤に名前を呼ばれ、Aは教室に入る。沢山の生徒達がAを見つめていた。足が竦む。
相澤「………？」
？「大丈夫やよ！みんな良い人ばっかやから！」
そう声をかけたのは、茶髪のショートボブの女の子。その女の子の前に空いた席がある。あそこか、と瞬時にAは思った。
そして
相澤「転校生の狗巻Aだ。家の事情で入学式には間に合わなかったが、これからA組の仲間として仲良くしてほしい。ちなみに、試験もパスしている。順位は爆豪の下。つまり2位だ。総合的な判断でA組に所属するのが相応しいと思った」
？「すげーー！！」
？「切島抜いたのかよ！！」
あちこちから称賛の声があがる。
相澤「お前ら……さっきから五月蝿いぞ」
シーン！！
『(な、なんなんだ、この学校……)』
相澤「じゃ、狗巻。自己紹介を……と、言いたい所だが、個性の関係で狗巻は普段はおにぎりの具で会話をする。事前にノートに書いた自己紹介文を……尾白、読んでくれるか？」
尾白「えっ！あ、はい！」
”尾白“と呼ばれた尻尾の生えた少年がAの横に立つ。
Aは鞄からノートを取り出した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1002人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エマ - のどぐろ好きww (2022年9月17日 22時) (
レス) @page5 id: bd6d024952 (このIDを非表示/違反報告)
はないかだ(プロフ) - やっぱり狗巻ちゃんに勝って欲しいです！ (2022年9月3日 0時) (レス) @page42 id: 63d1108410 (このIDを非表示/違反報告)
アスト多奈川 - 遅くてごめんなさい！狗巻ちゃんに勝ってほしいです…！ (2022年9月2日 17時) (レス) @page42 id: 3c601836b6 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 夢主狗巻が勝って欲しいです！ (2022年9月2日 6時) (レス) @page42 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
妃瀬(プロフ) - 初コメ失礼します！やっぱし準決で爆豪とぶち当たって欲しいので狗巻ちゃんで！ (2022年9月2日 6時) (レス) @page42 id: 7f2cf0d803 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なな姫
| 作成日時：2022年7月10日 21時
