ファン公認の山田くんの幼馴染み。PART2《HJ》《R.Y》

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涼介「………はぁ。やることな〜んもねぇな」


1月に入り、世間では俺のニュースで持ちきりだった。


HeySayJUMPの山田涼介が活動休止。それがTwitterのトップニュースになったのだ。俺のことを応援してくれるコメントが数多くある中、誹謗中傷のコメントもあった。


“山田涼介のいないHey!Say!JUMPなんてHeySayJUMPじゃない”


“山田涼介しか取り柄のないHey!Say!JUMPなんている価値ない”


“Hey!Say!JUMP終わったな”


なんでこんなこと書くんだろう。こういう奴らの神経が分からない。知念に電話したら「涼介は心配しないでゆっくり休んで！！！」と何故かキレられながら言われた。


〜♪


涼介「うわっ！！………誰？」


急にスマホが鳴り、画面をみると裕翔からだった。


涼介「………、はい」


裕翔「あ！ヤマ出た！」


涼介「なんだよ裕翔〜。俺りょーよーちゅーなんだけど」


裕翔「分かってるよ、そんなこと(笑)」


涼介「……。お前ら、大丈夫か？」


裕翔「なにが？」


涼介「なんか、色々書かれてるけど、……その、ごめん、」


ホントごめん。俺が休んじゃって。主演の映画だって撮影延期になったし、ドラマやジャニのにも迷惑かけてしまった。自分が情けない。


裕翔「ほーんと、ヤマは心配性だね」


涼介「……」


裕翔「俺達をなんだと思ってるの？Hey!Say!JUMPだよ？？？俺達はさ、デビュー前はみんな違うグループだったでしょ？デビューするってなった時、喜びも味わったし、デビュー前のグループでデビューしたかった思いもめちゃくちゃあったから悲しみも味わった。だからこそ結束が強いじゃん？」


涼介「……うん、」


裕翔「つまり、その………ヤマが思ってるより、俺達はヤワじゃないってこと！」


“分かった？”と言う裕翔に何故か泣きたくなった。


喜び悲しみ受け入れて生きる


ありのまま立ち向かえ


痛み感じても


俺達のデビュー曲、Ultra Music Powerの歌詞だ。


裕翔「だけどたまには声聞きたいから電話していい？」


涼介「声ならいくらでも聞かせてやるよ！」


裕翔「あはは(笑)なんだよそれ！」

　
涼介「……」


裕翔「ヤマ、頑張れよ。俺達も頑張るから」


涼介「……おう」


ありがとう、頑張るよ。

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