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涼介「A！！！」
スローモーションに見えた。
Aの倒れる姿が。
侑李「送ってくよ」
涼介「さんきゅ、知念」
数時間前。24時間テレビの出演のため、ジャニーズ事務所でジャにのチャンネルのメンバーと打ち合わせをした。新型感染症の中、病院側と話し合い、「1時間だけなら外出許可」と了承を得た。
侑李「そういえば、この当たりだよ」
涼介「なにが？」
侑李「Aちゃんが今やってるドラマのスタジオ」
ドクン、と胸が脈を打つ。“どうする？”と知念は俺に聞いてきた。会えるのなら会いたい。でももし、Aに会ったら俺は………。
侑李「あっ！」
涼介「？」
侑李「あれって……、姫野愛花、だよね？」
涼介「え？」
知念の目線の先には、横断歩道を渡る姫野愛花がいた。その姿は誰からみても少し異様な雰囲気だった。
ドクン、
嫌な予感がする。
涼介「知念、少し車から下りる」
侑李「えっ！？ちょ、もうすぐ青になるよ！？」
涼介「すぐ戻るから」
そう言い俺は知念の車から下りて姫野の後を追った。尾行なんて探偵ドラマ以外でやったことないな、と思い足音を立てず、ゆっくり歩いていく。
と、雨が滝のように降ってきた。
涼介「やば、傘車ん中だ……」
姫野「先輩」
涼介「っ！？」
姫野が建物の敷地に入った。そこはAが今まさにドラマの撮影を行っている場所。
『……っ、愛花ちゃん、帰ったはずじゃ、』
Aだ。明らかに怯えている。姫野の右手には包丁が握られていた。
そして
『……っ、！』
Aが目の前で
涼介「A！！！！」
姫野に包丁で鳩尾を刺され、そのまま倒れた。
涼介「A！A！！しっかりしろ！！！」
裕翔「やま！？なんでここに…！Aちゃん！！」
嘘だろ。なんでこんな……っ！！
こんなことに……っ！！
侑李「涼介！？」
裕翔「侑李！？え、ていうか二人共なんでここに！？」
涼介「A！！！」
刺された箇所から大量の血が流れ出る。こんなのドラマでしか見たことない。
涼介「姫野！お前……っ！自分が何したか分かってんのか！？」
姫野「私は悪くないわよ！！チヤホヤされるこいつがいけないのよ！！」
涼介「てんめぇ………！！」
侑李「涼介！今はそいつよりもAちゃん優先！ゆーてぃーボーッとしてないで！！」
裕翔「……っ！！」
A。
A、ごめんな。
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凛音(プロフ) - 楽しく読ませてもらいました！次回作のアンケートに答えてきます！ (2023年4月14日 13時) (
レス) @page50 id: f2426a3f71 (このIDを非表示/違反報告)
あかね - はい！次回作の方も是非読まさせていただきます！！ (2023年4月11日 22時) (レス) id: 94048c48c4 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - 近々執筆開始致しますので、その時はまたご愛読のほどよろしくおねがいします！ (2023年4月11日 7時) (レス) id: cf5c6ec2c3 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - あかねさん» コメントありがとうございます！そのように言っていただけて光栄です！プライベートで弱々になる山田涼介が居ても良いんじゃないか！と思い執筆いたしました。次回作はまだ頭の中で構想を練ってる途中です。 (2023年4月11日 7時) (レス) id: cf5c6ec2c3 (このIDを非表示/違反報告)
あかね - 主人公ちゃんと涼介の２人はどうなるのか。またはいつくっつくのかが楽しみで楽しみでしょうがなかったです♪ (2023年4月10日 22時) (レス) id: 94048c48c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな姫
| 作成日時：2023年3月6日 16時
