◎ ページ36
裕翔side
慧ーー良いか裕翔。なるべくAちゃんを一人にさせないこと。常に隣にいること。Aちゃんと姫野愛花を二人きりの状況を作らないこと。これが、今回のお前の使命だ！ーー
宏太ーーもし、万が一。姫野愛花とAちゃんが二人になったら、これ使えーー
大貴ーーなんかあったら俺達もすぐ駆け付けるように準備しておくから！ーー
雄也ーー今回はお前にかかってるからなーー
光ーー頼んだぞ、裕翔！ーー
裕翔「ふぅ〜……」
任せてよ、5人共。Aちゃんのことは俺がやまの分も守るから。今回のドラマは少し困難になるかもな、と思いながらスタジオに入った。そこには既にAちゃんがいた。
『裕翔くん』
裕翔「Aちゃんよろしくね」
ニコッと笑う彼女は、どこか力が無かった。無理もない。今回もまた、姫野愛花と共演するんだから。
姫野「遅れてすみませぇん！」
スタ「今度から気を付けるように！」
姫野「はぁい。……あ！先輩！」
『…っ、』
姫野「私、また先輩と共演出来て嬉しいです♡一緒に頑張りましょうね♡」
そう言い、姫野は無理やりAちゃんと握手した。Aちゃんの顔は、明らかに怯えているようだった。でも握られたその手を離さない。さすがと言うべきかなん言うべきか。
『……よろしくね』
また、だ。
力無く笑うAちゃん。俺は姫野を睨み付ける。許せない。Aちゃんをこんな風にしたこいつが。そんな俺の視線を感じたのか、姫野は俺をみてニヤッとした。
余裕の笑み。
まるでお前にAちゃんを守れるのか、と言われているようだ。
裕翔「(大丈夫。絶対守るから)」
『裕翔くん？撮影始まるよ？』
裕翔「あ！ごめんごめん！すぐ行くよ！」
やまの大切な人。
俺らの大切な友人。
そして、俺の………
初恋の人。
絶対、守ってみせる。そう決意をして、俺は撮影に挑んだ。
でもまさか、あんなことになるなんて。
この時の俺は知らなかったんだ。
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凛音(プロフ) - 楽しく読ませてもらいました！次回作のアンケートに答えてきます！ (2023年4月14日 13時) (
レス) @page50 id: f2426a3f71 (このIDを非表示/違反報告)
あかね - はい！次回作の方も是非読まさせていただきます！！ (2023年4月11日 22時) (レス) id: 94048c48c4 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - 近々執筆開始致しますので、その時はまたご愛読のほどよろしくおねがいします！ (2023年4月11日 7時) (レス) id: cf5c6ec2c3 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - あかねさん» コメントありがとうございます！そのように言っていただけて光栄です！プライベートで弱々になる山田涼介が居ても良いんじゃないか！と思い執筆いたしました。次回作はまだ頭の中で構想を練ってる途中です。 (2023年4月11日 7時) (レス) id: cf5c6ec2c3 (このIDを非表示/違反報告)
あかね - 主人公ちゃんと涼介の２人はどうなるのか。またはいつくっつくのかが楽しみで楽しみでしょうがなかったです♪ (2023年4月10日 22時) (レス) id: 94048c48c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな姫
| 作成日時：2023年3月6日 16時
