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涼介「A〜〜〜〜〜、」
JUMPの楽屋の机に突っ伏している。Aがアメリカに行ってから約2ヶ月が経った。世間では相変わらず新型感染症が流行している。それどころか収まる気配がない。
侑李「涼介うるさい!Aちゃんにでも電話したら!?」
涼介「だってあいつ今海外ドラマに出演中なんだぞ!?」
宏太「あー、あれね。俺Netflixで見てるよ」
大貴「脇役だけど相変わらず可愛いよな」
涼介「………、」
チーーン。←撃沈。
裕翔「あっ、ヤマが死んだ」
こんな毎日が続く。
涼介「ただいまー、」
家に帰っても誰もいない。今頃どうしてるんだろう。何やってるんだろう。ちゃんと飯食ってるのか、ちゃんと寝ているのか。体は壊してないか。そんなことばかり脳裏によぎる。
涼介「ちね〜ん、俺もうどうすればいいんだよ〜〜〜」
侑李「どうもこうも、あと10ヶ月でしょ?帰ってくるの待ってれば良いじゃん」
あれから知念は俺の愚痴に付き合ってくれている。前なら居酒屋だったけど、今はとこも時短営業だから俺の家で飲んでいる。たまに裕翔も合流することもある。
涼介「10ヶ月か………。耐えられるかな、俺」
侑李「がんば、涼介」
そう言い肩を優しく叩く知念。デビューの時からずっと一緒だった。もちろん裕翔も。仕事やプライベートで仲良くやってきたんだよな。
涼介「ななみ〜〜〜〜〜〜、」
侑李「………はぁ。全く。そんなに好きならさっさと告白しちゃえば良いのに」
涼介「それだけは無理!!!」
侑李「臆病だなぁ涼介は。前にも言ったけどさ、Aちゃんはそういうことしないってことくらい涼介も分かるでしょ?」
涼介「……、」
そんなこと俺が一番知ってる。俺が怖いのは、告白して振られたあとだ。Aは普通に今まで通りに接してくるかもしれない。
じゃあ、俺は?
振られた俺はどうすれば良い?
あいつに片想いして何年のこの俺は、振られた時の対処法なんて考えてない。
涼介「知念はそういう時どうする?」
侑李「んーー。僕も普通かなぁ……。でもやっぱり振られた時はめちゃくちゃショックだよ」
涼介「だよなぁ……」
侑李「でも僕なら“あぁ、振られたんだ。じゃあ今まで通り友達でいよう”ってなる」
“涼介はその切り替えが出来ないんだよ”と言われ、まさに図星。
A、会いたいよ。
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凛音(プロフ) - 楽しく読ませてもらいました!次回作のアンケートに答えてきます! (2023年4月14日 13時) (レス) @page50 id: f2426a3f71 (このIDを非表示/違反報告)
あかね - はい!次回作の方も是非読まさせていただきます!! (2023年4月11日 22時) (レス) id: 94048c48c4 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - 近々執筆開始致しますので、その時はまたご愛読のほどよろしくおねがいします! (2023年4月11日 7時) (レス) id: cf5c6ec2c3 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - あかねさん» コメントありがとうございます!そのように言っていただけて光栄です!プライベートで弱々になる山田涼介が居ても良いんじゃないか!と思い執筆いたしました。次回作はまだ頭の中で構想を練ってる途中です。 (2023年4月11日 7時) (レス) id: cf5c6ec2c3 (このIDを非表示/違反報告)
あかね - 主人公ちゃんと涼介の2人はどうなるのか。またはいつくっつくのかが楽しみで楽しみでしょうがなかったです♪ (2023年4月10日 22時) (レス) id: 94048c48c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なな姫 | 作成日時:2023年3月6日 16時