泣き虫継子とキメツ学園 壱

意外な弱点 ページ7

玄「あ、A」


『あれ？玄弥。どうしたの？』


お手洗いの帰り、友達の玄弥と遭遇した。玄弥はかぼす組の男の子で、数学教師の不死川実弥先生の弟だ。


『炭治郎呼んで来ようか？』


玄「あっ、えっと……炭治郎じゃなくて、Aに相談なんだ」


『私に？』


何だろう。玄弥のことをじっと見つめる。最初は見た目が不良っぽいからなのか、中身も怖い人なのかな、と思っていた。だけど実際はとても優しくて温かい人。


『そう言えば、不死川先生元気？』


玄「あぁ。元気だよ。そのことで相談なんだけど……。兄貴が今度Aと話したいことあるって」


『不死川先生が？』


え、この前の小テスト点数悪かったからかな。私数学嫌いなんだよね。数字みると頭が痛くなるんだよね(作者談)


玄「その、……数学の点数、3点とったんだって？」(作者談)



『ギクッッ』


玄「兄貴がめちゃくちゃ怒っててさ……。水曜日、一人補修受けろって……」


『えーーーっ！！』


不死川先生厳しいから嫌なんだよ！！！体育教師じゃないのに竹刀持ってるし(泣)(泣)(泣)


玄「(本当はAと話したいだけ。なんてさすがに兄貴も言えないか)」


『(ううっ……。水曜日禰豆子ちゃんと放課後デート行こうと思ってたのに)』


そうなのだ。私は数学が大嫌いなんだ。中学の時はテストの度に赤点だった。白紙の時もあった。3点なんて良い方だよ。本当に分からないもん。


炭「Aに数学教えてるとさ、隣から寝息が聞こえるんだ」


『炭治郎！』


玄「え、寝息？」


炭「あぁ。まぁ禰豆子が叩き起こすんだけど。不死川先生の授業でも後半30分寝てるよな」


玄「兄貴の授業で寝るなんて凄い度胸だな」


炭治郎の登場により、玄弥に知られてしまった。


『もうっ！言わなくていいじゃない！』


玄「俺も数学苦手なんだよな。その気持ちわかるよ」


私の意外な弱点。



数学が嫌いなんです。


『(補修やだな……)』


はぁ、私と禰豆子ちゃんのデートが(泣)


〜〜ここで！大正コソコソ裏話〜〜
炭「作中で夢主が“私数学嫌いなんだよね。数字みると頭が痛くなるんだよね”や“中学の時はテストの度に赤点だった。白紙の時もあった。3点なんて良い方だよ。本当に分からないもん“と語っていたのは全部作者の実話らしいぞ」


不「糞がァ……」←通りすがりの数学教師


作者「逃げろ！！！」←←←

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