検索窓
今日:10 hit、昨日:11 hit、合計:73,420 hit

一筋の光 ページ26

友「おっ、来た!おーっす!」

晴「おう」

友「んだよ、ノリ悪いな!」

晴「今はそんな気分じゃねぇよ」

昼休み。学校に行くと昇降口で友樹が待っていた。

晴「んで?俺と話したい女って?」

友「今屋上で待ってもらってる。てか、Aが病気になったって本当?」

晴「………は、病気?」

友「あれ、知らねぇの?なんか志摩って人から野山に電話来て、病気でA休むって言ったんだと」

晴「ふーん」

歩きながらスマホを見る。まだ志摩さんと伊吹さんから連絡はなし。

屋上につくと、一人の女子生徒が立っていた。俺はそいつに近付く。

晴「………んで、俺に話したいことって、なに?」


女子「………、」

晴「友樹、ちょっと外して」

友「はいよ。ドアの外にいるから、終わったら声かけろよ」

晴「………友樹もいなくなったし、話して」

女子「………。私、Aさんが羨ましかったの。だからあの時、変な男にAさんの情報を言って………。九重君のことも教えた。彼女が困れば良いと思って」

変な男……。山下紀之か。

女子「そしたらその男、誰かに電話してこう言ったの。“愛しのAを閉じ込める場所を探しておいてくれ”って。“山小屋か、別荘でも良いな”って言ったの。私、怖くなって逃げちゃったんだけど……。ごめんなさい!」

女子生徒は謝罪した。だが一筋の光が見えた。

“山奥の山荘”

“別荘”

そこらへんを中心に探せば………。

晴「ありがとう。話してくれて」

俺はその女子生徒にお礼を言う。女子生徒は涙目でこう言った。

女子「絶対、Aさんのこと見付けて」

晴「……あぁ」

俺は頷いて、友樹のもとに戻った。友樹は階段のところで待っていた。

友「終わった?」

晴「あぁ。有力な情報だ。これでAを見付けられる」

友「ふーん?良かったな!」

晴「サンキューな、友樹」

友「俺はなにもしてねぇよ」

じゃあ、また。友樹と別れる。俺は学校を出てすぐに志摩さんに電話した。

有力な情報→←晴人の友達



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
212人がお気に入り
設定タグ:MIU404 , 志摩 , オリジナル
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

蒼炎 - 初めまして、いつも楽しみに更新待っていました。続きがとても楽しみです!これからも更新よろしくお願いします!! (2020年10月11日 0時) (レス) id: 62727f5aad (このIDを非表示/違反報告)
emeraldgreen14(プロフ) - はじめまして。いつも楽しみに読んでいます。気になった文章がありました。【◯◯がここに来て24日目。その間、◯◯は山下に暴行は加えなかった。】とありますが、恐らく、【山下は◯◯に〜】かなと思います。 (2020年10月5日 22時) (レス) id: 0828237cf9 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - コメントありがとうございます。全然気付きませんでした。直しておきます! (2020年9月28日 6時) (レス) id: 881b8f28f8 (このIDを非表示/違反報告)
- 物語一気に読んじゃいました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした。。。 (2020年9月28日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- 物語読んでいて気が付いたのですが...。 嫌な予感のここの部分 ○○←名前のことを話してると、隊長が慌てて様子で入っ てきた。 これ正しくは隊長が慌てた様子でではないんでしょうか? (2020年9月28日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ななこ | 作成日時:2020年9月20日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。