MIU404 ヤンキー女子高生と理性刑事

晴人の友達 ページ25

桔「ホントね。でも、これからはあまり無理はしないで。休む時は休む」

志「………はい」

九「それで隊長。マメジの交渉は?」

桔「とりあえず、交渉成立よ。404はAの捜索に集中して、401は他のこともこなしながらAの捜索をすること。良いわね!」

「「「「はいっ!」」」」

気合を入れて、うどんを食べて、久しぶりに横になった。A待ってろ。必ず助ける。


晴人side

晴「…………」

俺は一人、部屋のベッドで横になっていた。３週間前まではここにAがいた。あれからずっと、学校に行っていない。Aがいない学校なんて、つまらないだけ。

志摩さんと伊吹さんの連絡を待つ。最後に顔を見たのは、Aを迎えに来たあの日。あれ以来、２人の顔は見ていない。Aの捜査に手間取っているのか。

晴「A………」

あの日。Aを帰さないで一緒に志摩さんが来るのを待っていたら、こんなことにはならなかった。

〜♪

晴「………?」

電話。誰からだ。画面を見ると、一ノ瀬友樹。Aの次に仲の良い、友達。

晴「………もしもし」

友“おぅ、晴人か。どうした、元気ないな”

晴「別に。………そう言うお前は何で電話してきたんだよ」

友“最近、晴人もAも学校来ねーし、どうしたのかなー、って”

晴「別になんもねーよ。ただの風邪だ」

友“ふーん?あ、そうだ。晴人、明日学校来いよ”

晴「行かねーよ」

友“良いから来い!なんか、お前に話したいことがあるって言う女子生徒がいてさ”

晴「俺に話したいこと?」

友“あぁ。その女子が言うには、Aが学校来ないのはもしかしたら自分かもしれないって言ったんだ”

晴「どう言うことだ?」

友“さぁ?とにかく、明日学校来いよ!良いな!”

晴「あ、おい!………切れた」

Aが学校来ないのはもしかしたら自分かもしれない?意味が分からない。学校行くのマジだりー。

晴「はぁ………仕方ねぇ。行くか」

その女子生徒の話を聞くだけでも良い。友樹にLINEをする。

晴人
明日、昼休みにそっち行く。その女子生徒に伝えろ

友樹
りょーかい!

A………。

無事でいてくれ。

一筋の光→←改めて。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す