私と志摩 ページ1
『ふんふんふーん♪』
私は今、料理をしている。時間は18時30分。
もうすぐ、あの人が帰ってくる。
今日の料理は肉じゃが。
『………よし、出来た!完璧っしょ』
私はスマホを取り出し、写真を撮る。完璧な出来栄え。よしよし。
味もよし。
ガチャ……
「ただいまー」
「お邪魔しまーす!」
疲れたような声と、元気な声。帰ってきた。
『お帰りなさい、貴方!お風呂にする?ご飯にする?それとも、あ・た・し?』
「……………」
呆然とする彼。その隣で笑いを堪えている男。
私は「やった!」とガッツポーズ。
志「A………。何処でそんな言葉……あ、伊吹か!?」
伊「ぷっ、クククク………Aちゃん、ナイス!」
『いえーい!』
伊「いえーい!」
伊吹とハイタッチ。志摩は呆れ顔だ。
志「はぁ………。お、今日は肉じゃがか」
『うん!そーだよ!褒めてくれて良いんだよ?』
志「あー、すごいすごい(棒読み)」
『褒めてないなー!』
そんな感じで、私達はリビングに向かう。私は2週間前から、志摩の家で暮らしている。
志摩は警察の人。私はごく普通の高校生。なんで私達が一緒に暮らしてるのかと言うと、話せば長くなる。
『てか、何で伊吹もいんの?』
伊「えー、Aちゃんに会いたかったから」
『えー、ウケる。あ、桔梗さん元気?』
伊「うん、元気!今日もバリバリ命令してた!」
志「お前は怒られてただろ」
『なに、また怒られてたの?ださ』
伊「し、辛辣………(泣)」
嘘泣きする伊吹を無視。
志「お前、風呂は?」
『あ、あたし先入ったよ。入れば?』
志「分かった」
伊「Aちゃん、学校楽しい?」
『別に。普通』
こんな、他愛ない会話。
柄にもなく、時間が止まれば良いのにって思ってしまった。
212人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼炎 - 初めまして、いつも楽しみに更新待っていました。続きがとても楽しみです!これからも更新よろしくお願いします!! (2020年10月11日 0時) (レス) id: 62727f5aad (このIDを非表示/違反報告)
emeraldgreen14(プロフ) - はじめまして。いつも楽しみに読んでいます。気になった文章がありました。【◯◯がここに来て24日目。その間、◯◯は山下に暴行は加えなかった。】とありますが、恐らく、【山下は◯◯に〜】かなと思います。 (2020年10月5日 22時) (レス) id: 0828237cf9 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - コメントありがとうございます。全然気付きませんでした。直しておきます! (2020年9月28日 6時) (レス) id: 881b8f28f8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 物語一気に読んじゃいました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした。。。 (2020年9月28日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 嫌な予感のここの部分 ○○←名前のことを話してると、隊長が慌てて様子で入っ てきた。 これ正しくは隊長が慌てた様子でではないんでしょうか? (2020年9月28日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ななこ | 作成日時:2020年9月20日 8時