喜多見チーフとの日常

●お姫様抱っこ ページ8

喜多見「Aさん？何やってるんですか？」


『幸太さん。お帰りなさい』


仕事から戻ると、Aさんが1人脚立に乗って掃除をしていた。Aさん曰く「電気のかさの埃が気になり、掃除していた」との事。


喜多見「高い所は俺がやりますから」


『でも、気になってしまって………』


天井の埃とかカーテンのレールの埃とか。今日一日高い所の掃除をしていたんだと。


喜多見「言ったでしょ。家事決めるのに、“高いところの掃除は俺がやりますから”って」


『そうでしたね。ごめんなさい』


このマンションに越してきてすぐの事。2人で家事決めをした。料理・洗濯・低い所の掃除、風呂掃除はAさん。食器洗い、ごみ捨て、高い所の掃除その他諸々は俺、と役割を決めているのだ。


喜多見「でも気になるくらい埃が残ってたのでしたら、反省します」


『あ、いえ！そういう訳では……』


喜多見「お詫びに今日は俺が作りますよ。何が良いですか？」


『そうですねぇ……。あ、寒いのでモツ鍋が良いです！』


喜多見「分かりました。なので下りてきてください」


『はーい』


渋々脚立をおりるAさん。


だが


『……っ！！』


喜多見「っ、危ない！！」


脚立がグラッと傾き、Aさんは脚立を離してしまった。


ポス、


喜多見「ふーー……気を付けてくださいね！？」


『ごめんなさい……』


全く。心臓に悪い。Aさんを横抱きにする。と、Aさんの顔が近くにあり、思わず唇にキスをした。


『……！？』


喜多見「………、夕飯じゃなくて、このままAさんを頂こうかな」


俺がそう言うと、Aさんは顔を真っ赤にする。


喜多見「ぷっ。冗談ですよ冗談。でも、頂きたいのは本音なので、今日は罰として寝かせませんからね」


『えぇ！？』


その反応が可愛くて、横抱きのまま何度も唇を奪う。


『………、ん、幸太さん、夕飯、……っ』


喜多見「………。やっぱり、Aさんをいただきます」


『ちょ、待って……！！』


喜多見「待ちません」


そのままソファに座らせ………



その後は、想像にお任せします。


『幸太さんの馬鹿』


喜多見「はいはい」


※まもうささんからのリクエストです！なんか甘々になってしまった……(泣)こんな感じでよろしかったでしょうか？

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