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『楽しみだね、潔子』
潔「えぇ。そうね」
今日は仁花ちゃんのマネージャー見学の日。第二体育館はいつもより少しそわそわしていた。特に龍と夕。
日「谷地さん！」
『あ、来たかな？』
日「午後の英語の小テスト……さっき教えて貰ったトコ出て……３分の１も点とれた！」
『えっ、３分の１も！？凄いじゃない！』
日向君と仁花ちゃんと一緒に喜ぶ。日向君いつの間に仁花ちゃんと仲良くなったんだ。相変わらずコミュニケーション能力が高い。
潔「じゃあ今日は練習見学だね」
『緊張しなくて良いからね』
谷「シャチ！！！」
『(シャチ？)』
潔「あっ。でも流れ球には気を付けてね」
谷「ハイ！」
うん。良い返事だ。と、キョロキョロ見渡す仁花ちゃんに声をかけた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
龍「ッシャァァァァ！！！」
『龍ナイス！！ブロック隙間空けないで！！』
山「ハイ！」
みんな順調だ。気付いたことをメモする。あ、山口君また隙間空けてる。山口君の課題だね。チラッと横に立っている仁花ちゃんを見た。
『どう？』
谷「えっ！？えっと！！凄い迫力です！」
『ふふ。良かった』
谷「ハイ！……あの〜…神崎先輩は何を書いてるんですか？」
『これはね、部活で気付いた事や気になった事、あと選手それぞれの改善して欲しい事を書いてるの』
谷「ほぇー……凄いですね…」
『ちなみにね、このメモ帳８冊目になるんだ』
谷「はっ、８冊！？もうそんなに書いてるんですか！？」
仁花ちゃんと話してると楽しいな。純粋で真面目って感じ。表情も豊かで、見てて飽きないな。
谷「か、神崎……先輩？」
『ん？あぁ、ごめんね』
と、龍に弾かれた流れ球が仁花ちゃんのもとへ。だけどそのボールは仁花ちゃんに当たることはなく、日向君が手でそれを止めた。
『大丈夫？』
潔「ビックリした……。大丈夫？？」
谷「アッハイ！体育じゃないバレーこんな近くで見るの初めてでして…！凄い迫力です…！」
『烏野は攻撃力なら県でもトップクラスだと思うよ』
仁花ちゃんに教える。全国大会行けるくらい強かったこと。ここ数年は“落ちた強豪 飛べない鳥”なんて呼ばれてたこと。
そして
潔「……今度こそ行くんだ」
『全国の舞台……！』
私達の、悲願のこと。
今度こそ。
全国へ！！
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麦茶(プロフ) - 烏野側にいますよ 青葉城西側には沢山の応援の人がいました (2021年5月4日 6時) (
レス) id: 39efbca927 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 烏野側ですね。 (2021年3月7日 11時) (レス) id: 55b8ad3b21 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - りおん。さん» コメントありがとうございます！読者の方に少しでも多く読んでいただきたいので、一日２、３話は更新しようと思ってます！ (2021年3月6日 21時) (レス) id: 16dfd1745e (このIDを非表示/違反報告)
りおん。(プロフ) - 続々編おめでとうございます！いつもたのしく読ませてもらってます。更新頻度が高くてちょっぴり嬉しいです^^* (2021年3月6日 20時) (レス) id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななこ
| 作成日時：2021年3月6日 17時
