・ ページ28
「……誰だろう？」
「３年生かな……？」
「美人！！」
「可愛い〜！！」
私と潔子は今、１年生の廊下に居る。私達の後釜・後輩マネージャーを探すために。私達が卒業したら、マネージャーが居なくなる。
日「きっ清水先輩っ！？か、神崎先輩！？」
私達に日向君が話しかけてきた。私達は日向君に駆け寄る。
『……あのね、日向君』
潔「１年生の中でどの部活にも入ってない子って分かる？」
日「？？」
『後輩マネージャー、探してるの』
日「？？？」
更に分からない顔してる(笑)そのあと日向君に事情を説明した。後輩マネージャーを探してること。そしたら日向君は快く了承してくれた。
『見つかるかな』
潔「……きっと見つかるよ」
走り去っていく日向君の後ろ姿を、私と潔子はしばらく見つめていた。
ーー部活後ーー
部活も終わり、今はミーティング中。
武「えー、オホン。取り敢えず当面のスケジュールを伝えます。確定したら表にして配りますね」
『(武田先生、心なしか元気ない？)』
再来週、県内の日山高校との練習試合。東京遠征は、向こうのインターハイ予選は今週末から。東京は３週に渡って日曜日に行われるらしい。合同練習はその予選の後になる。
『(東京か………。純粋に楽しみだな)』
武「ただ………」
『？』
武「この県内に僕らと同等またはそれ以上のチームはまだまだあるわけで、そこを敢えて県外まで行こうとしてるワケだね。チャンスだからね。ーーで、来月になったら」
『あ』
武「期末テストあるの、わかるよね？」
武田先生は、影山君、日向君、龍、夕を見てそう言った。４人は真顔で、もう一度武田先生が「わかるよね？」と念押ししたら、“真顔”で顔をそらした。
テスト期間は向こうとだいたい同じ。合同練習はそれの後、と言うこと。つまり、赤点で補習になる教科がある場合
遠征は無理。
『(そうか……。補習は週末。場合によっては夏休みにも入るからか)』
“遠征は無理”。このことを知った龍と夕は逃げ出し、日向君は赤点は何点からですかと狼狽え、影山君は息をしていない。
日「きょっ教頭先生に一生懸命頼めばきっと……！！」
『日向君。まずは一生懸命赤点を避けようか』
その後は凄かった。まさに阿鼻叫喚。
澤「やってやる……全員で……東京行ってやる……！」
うん。取り敢えず、大地が怖い。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 602人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麦茶(プロフ) - 烏野側にいますよ 青葉城西側には沢山の応援の人がいました (2021年5月4日 6時) (
レス) id: 39efbca927 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 烏野側ですね。 (2021年3月7日 11時) (レス) id: 55b8ad3b21 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - りおん。さん» コメントありがとうございます！読者の方に少しでも多く読んでいただきたいので、一日２、３話は更新しようと思ってます！ (2021年3月6日 21時) (レス) id: 16dfd1745e (このIDを非表示/違反報告)
りおん。(プロフ) - 続々編おめでとうございます！いつもたのしく読ませてもらってます。更新頻度が高くてちょっぴり嬉しいです^^* (2021年3月6日 20時) (レス) id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ななこ
| 作成日時：2021年3月6日 17時
