・ ページ26
『ほらもー！大地がのんびりしてるから！』
澤「何だよ！Aが武田先生と話してて遅くなったんだろ！」
菅「こんな時に夫婦喧嘩やめろ！」
澤「『だから夫婦じゃない！！』」
旭「なんかこのやり取り久しぶりに聞いたな」
潔「そうね」
走りながら言い合う私と大地。それにいつものように突っ込む孝支。あのあと私達は部室に向かった。部室でいつものように着替えて、もう着慣れたジャージに袖を通す。
行くんだ。春高に。
この５人で！！
『みんなもう集まってるよ！』
菅「やばいやばい早く！」
孝支が慌てて第二体育館のドアを開ける。第二体育館には、１・２年生が集まっていた。日向君が孝支に駆け寄る。
菅「行くぞ。春高」
「「おっしゃぁぁぁ！！」」
澤「コラッ静かにしなさい！」
１・２年生の歓喜の声に大地が注意する。と、山口君と目が合った。私は山口君と月島君のとこに行く。
山「春高……行くんですか？」
『うん。春高行くよ。まだまだ君達に教えたいこと沢山あるし、月島君と山口君のレシーブ練にも付き合ってあげる』
山「本当ですか！？やったね、ツッキー！！」
月「うるさい山口」
山「ごめんツッキー！！」
私よりも遥かに大きい月島君の頭を撫でる。
月「っ！？」
『大丈夫だよ。君のレシーブも上手くなってる。もっと上手くなれば、君も……山口君も強くなる』
月「なんで上から目線なんですか」
『だって、先輩だから！！』
私がそう言うと、月島君は困った顔をしていた。そうこうしている内に、烏養監督が来た。私達は監督のとこへ駆け寄る。
烏「俺達は優劣を決める試合で負けた。青城は強かった。俺達はそれに劣った。それは現時点の結果で事実だ。ーーで、今日のインターハイ予選決勝。優勝は白鳥沢。準優勝は青城だ」
『っ！！』
私達よりも強かった青城が、負けた。県内には青城より上がいる。それが白鳥沢学園高校。
強くなるしかない。
次の目標は“春高”だ。インターハイと並んでとても大きい大会。私達バレーボール部のもう一つの憧れの地。
そして
私達３年生”最後の戦い”。
烏「じゃあとりあえずここは主将に一発気合入れてもらおうか」
澤「………昔、烏野が一度だけ行った舞台だ。
もう一度あそこへ行く
東京
オレンジコートだ」
大地……。もう一度、あの場所へ。
と、武田先生が息を切らしながら体育館に入ってきた。
『武田先生！？』
武「い……行きますよね！？東京！！」
え、東京？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 602人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麦茶(プロフ) - 烏野側にいますよ 青葉城西側には沢山の応援の人がいました (2021年5月4日 6時) (
レス) id: 39efbca927 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 烏野側ですね。 (2021年3月7日 11時) (レス) id: 55b8ad3b21 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - りおん。さん» コメントありがとうございます！読者の方に少しでも多く読んでいただきたいので、一日２、３話は更新しようと思ってます！ (2021年3月6日 21時) (レス) id: 16dfd1745e (このIDを非表示/違反報告)
りおん。(プロフ) - 続々編おめでとうございます！いつもたのしく読ませてもらってます。更新頻度が高くてちょっぴり嬉しいです^^* (2021年3月6日 20時) (レス) id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ななこ
| 作成日時：2021年3月6日 17時
