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潔「A、遅い」
『ごめん。山口君と話してて………』
そう言いながら潔子の隣に座る。お弁当を広げ、食べ始める。
潔「………ねぇ、A」
『うん、なぁに？』
潔「私達が引退したら、マネージャーは居なくなる」
『そうだね……』
今、烏野高校男子バレーボール部のマネージャーは、私と潔子の２人だけ。２人共３年生で、引退か卒業したら下にはマネージャーが居なくなる。そんな状況だ。残った１・２年を支える人が居ないのは、バレーボール部にとっては致命的。
潔「だから、１年生。もしくは２年生で部活に入っていない生徒を探して、マネージャー出来る子居ないか声かけようと思って」
『うん。私もそう思ってた』
夏休みまでに、マネージャーを探す。１人は欲しいな。
『そうと決まれば、探しに行くしかないよ！マネージャー出来る子！』
潔「そうね」
私と潔子は頷き合った。と、その時。
「くそったらぁぁぁあぁ！！！」
「がぁぁぁぁぁぁ！！」
『え、何！？日向君と影山君！？』
第二体育館から日向君と影山君の叫び声が聞こえた。それはしばらくして止み、私と潔子は食べ終わったお弁当をしまい、第二体育館に向かった。
日「時間無い。止まってる暇、無い」
『……っ、』
そうだ。止まってる暇なんて無い。
全国へ
春高へ行くには。
潔「でもお昼はちゃんと食べなさい」
『そうだよ。食べて力つけないとね』
日「きっさっしっみず先輩……」
影「Aさん……」
『あと、あんまり奇声を発しない様にね。部室まで聞こえてたから』
日「ハッ！！！フィ！！」
日向君が聞いてきた。
日「３年生は春高残りますよね……！？キャプテンは春高行くって東京のデカい体育館で戦うって言ったの、変わらないですよね！？」
潔「『うん。変わらない』」
春高。
オレンジコート。
３年生最後の試合。
私達だけじゃダメだ。
もっと高い舞台へ行くには
最高のメンバーで
最高の仲間で望まなければ。
その為には
やっぱり私達以外のマネージャーが必要だ。
『よしっ！まずは１年生に声を掛けよう！』
潔「そうね」
その日から、私と潔子のマネージャー探しが始まった。
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麦茶(プロフ) - 烏野側にいますよ 青葉城西側には沢山の応援の人がいました (2021年5月4日 6時) (
レス) id: 39efbca927 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 烏野側ですね。 (2021年3月7日 11時) (レス) id: 55b8ad3b21 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - りおん。さん» コメントありがとうございます！読者の方に少しでも多く読んでいただきたいので、一日２、３話は更新しようと思ってます！ (2021年3月6日 21時) (レス) id: 16dfd1745e (このIDを非表示/違反報告)
りおん。(プロフ) - 続々編おめでとうございます！いつもたのしく読ませてもらってます。更新頻度が高くてちょっぴり嬉しいです^^* (2021年3月6日 20時) (レス) id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななこ
| 作成日時：2021年3月6日 17時
