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ーー約一ヶ月前・３月ーー
私たちは県民体育大会で伊達工と戦っていた。まだまだ練習不足で、コーチも居ない中、２セット目の終盤を迎えていた。
澤「フェイントだ！！前！」
夕がブロックのカバーをする。
『夕ナイスカバー！！』
「すっげーよなあのリベロ」
「うん……すげぇレベル高い。けど…攻撃がなぁ」
『……っ！』
観客からそんな声が聞こえた。唇を噛みしめる。そんなことない。
そんなことない！！
旭が動かなくなった。ううん、動かないんじゃない。トスを呼ばなくなったんだ。
西「旭さん……！！」
菅「旭……！？」
『……っ！！』
澤「スガ！！ライト！！」
菅「だ、大地……！」
大地がトスを呼んでスパイクを打つも、ブロックに捕まり、その試合は伊達工の勝利で終わった。
『…………、』
コートに立ち尽くす旭の背中を、ただ見つめるしか出来なかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カァンッ
西「くそっ」
カラーーン……
『………』
西「ブロックのフォロー……全然出来なかった……！！」
旭「なんでだ！！」
『旭？』
旭「なんで責めない！？俺のせいで負けたんだろうが！！お前がいくら拾ったってスパイクが決まんなきゃ意味無いんだよ！！」
澤『「旭！！！」』
なんでそんな事言うの？
西「……”意味無い“ってなんですか……」
『夕！』
西「じゃあ何で最後トス呼ばなかったんですか。打てる体制でしたよね」
やめて。お願いだから。
旭「俺に上げたってどうせ決めらんねーよ」
そんな事、誰も思ってないよ。
西「打ってみなきゃわかんねぇだろうが！！次は決まるかもしれないじゃねーか！！」
夕が旭に掴みかかる。その勢いで、モップが真っ二つに折れた。
『……っ、やめて……』
西「俺が繋いだボールをアンタが勝手に諦めんなよ！！」
『夕！！やめなさい！！』
龍「ノヤ！！」
西「俺はリベロだ！守備の要でチームの要だ！けど！！……俺に点は、稼げない」
『………』
西「……俺は攻撃が出来ない。でもどんなにスパイクが決まんなくたって責めるつもりなんか微塵もねぇ。だけど、勝手に諦めんのは許さねぇよ」
『夕………旭………っ！！』
旭は、用具室を出て行った。
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K2AYEのE - え、、すごい、ハイキューの方とつながってたの、、めっちゃびっくりしました (2021年4月24日 19時) (
レス) id: 64517bd580 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 舞香さん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2021年2月13日 22時) (レス) id: a10711b858 (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - 2人の距離感めっちゃ好きです！応援してます！！ (2021年2月13日 21時) (レス) id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななこ
| 作成日時：2021年2月6日 21時
