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龍が悪い顔をしてる。でも、”王様“と言うのはただの噂。
ピーッ
試合開始。北川第一のサーブ。雪ヶ丘がサーブを受けて、トスを上げる。あのオレンジの子はスパイカーかな？あの小ささで。
そう思った、その時だった。
「行けぇ！！翔ちゃん！！！」
オレンジの子は、空高く、舞い上がった。
『(飛んだ………っ！？)』
でも北一にクロス側を締められて捕まってしまう。あの子、凄い。どんな脚力してるの。私は”コート上の王様“よりもあのオレンジの子に見入ってしまった。
『………、』
『圧倒的力の差ってやつ？』
澤「だな」
第２セット目。北川第一２２点。雪ヶ丘、わずか７点。１セット目も北川第一が圧勝。オレンジの子は何度も何度も”壁“にぶつかる。それでもめげない。
龍「でもあの１番、ギュンギュンよく動くなァ！色々下手くそだけど！あれで身長があればなぁぁ！！」
澤「うん後は……雪ヶ丘中にちゃんとしたセッターが居たら、あの１番ももっと活きるんだろうけどなぁ」
菅「うん……」
澤「でも初心者寄集めみたいなメンバーをよく一人で支えてるよあの１番」
『逆に、影山君は周りの恵まれた子たちをイマイチ活かしきれてないよね。影山君個人の力は申し訳ないはずなのに』
そう。雪ヶ丘の子たちは素人同然。下手くそ。だけど、あのオレンジの子の運動神経がそれを無くしてる。でも北川第一は、影山君自身の力はある。才能のカタマリ。なのに。
澤「『まるで………独りで戦ってるみたいだ』」
そう、まるで………”独裁者“。
北一がサービスエース。オレンジの子はボールを取ろうと走る。まだボールは落ちてない。だけど
北川第一がマッチポイントになった。
雪ヶ丘は崖っぷち。
ここで雪ヶ丘が１点を取り、点数は８点になった。
雪ヶ丘がチャンスボール。が、セッターの子がトスミスをし、オレンジの子がいる反対側、つまり、右側にボールをあげてしまった。
『(そっちには誰もいない)』
終わったな。そう思った、次の瞬間。
左側に居たオレンジの子が、ほんの一瞬きで
右に移動していた。
龍「マジか！打ったよアイツ……！」
澤「驚いたな……」
菅「あんなムチャブリトスを……！」
『すごーい！！』
結果は、アウト。
試合終了。セットカウント２−０。
勝者:北川第一中学校
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K2AYEのE - え、、すごい、ハイキューの方とつながってたの、、めっちゃびっくりしました (2021年4月24日 19時) (
レス) id: 64517bd580 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 舞香さん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2021年2月13日 22時) (レス) id: a10711b858 (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - 2人の距離感めっちゃ好きです！応援してます！！ (2021年2月13日 21時) (レス) id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななこ
| 作成日時：2021年2月6日 21時
