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日「夏のインターハイ……！！聞いたことあるっ！！」
”夏のインターハイ“。全国の運動部にとっての憧れの場所。春高とはまた違い、インターハイは「全国高等学校総合体育大会」と呼ばれ、私たち烏野高校男子バレーボール部の”夢“でもある。
影「けど、そのこれから戻ってくる人は今までどうしてたんですか？」
直球だな。
龍「あー。一週間の自宅謹慎と約一ヶ月の部活禁止だったんだ」
日「ふ、不良！不良！？」
『違うよ(笑)』
龍「アレはなー、ちょっとアツすぎるだけなんだよ。イイ奴なんだよまじで」
確かに。夕は暑いね。龍と違う”暑さ“。そして夕は、烏野で唯一天才と呼べる選手。
『その子が戻って来たら”先輩“って呼んであげてね日向君』
澤「田中みたくバカ喜びすると思うから」
龍「バカとか……」
『だって本当のことじゃない』
龍「Aさんまで！！」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日向君、影山君、龍、孝支と別れ、私たちも帰路に着く。
『ふわぁぁぁ』
澤「はは。眠そうだな」
『うん………なーんか眠い』
澤「………ん」
急に目の前にしゃがむ大地。その姿勢はまさに“おんぶ”。
『えっ！良いよ別に！そこまで眠くないし歩けるし！！』
澤「良いからほれ！背負ってやるから」
『……、でも、重いよ？』
澤「ガキの頃何百回お前のことおんぶして来たと思ってんだよ」
『……じゃあ、お言葉に甘えて』
恐る恐る大地の背中に乗る。私が乗ったと確認した大地は、私を落とさないようにゆっくり立ち上がった。
『……っ、』
澤「大丈夫。落とさないから」
そう言って、ゆっくり歩き始める。
大きい背中。
頼もしくて、温かくて。
ふわふわする。
『ねぇ大地』
澤「ん？」
いつもより優しい、大地の声。
『………、全国、行けると良いね』
澤「そうだな」
『ねぇ、大地』
澤「なんだ？」
『…………、』
澤「A？」
『くーー……』
澤「寝たのか」
澤村Side
背中に感じるAのぬくもり。普段は見せない、Aの姿。俺だけの、特別な時間。
澤「………、」
落ちないようにしっかり持つ。ガキの頃、よくそうしてたように。
澤「………A。好きだよ。ずっと前から」
固く目を閉じるAに向かってそう囁く。
臆病な俺。
この関係を壊したくない。
夜空には、キラキラと星が輝いていた。
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K2AYEのE - え、、すごい、ハイキューの方とつながってたの、、めっちゃびっくりしました (2021年4月24日 19時) (
レス) id: 64517bd580 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 舞香さん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2021年2月13日 22時) (レス) id: a10711b858 (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - 2人の距離感めっちゃ好きです！応援してます！！ (2021年2月13日 21時) (レス) id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななこ
| 作成日時：2021年2月6日 21時
