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『……』
相澤「……」
『(何で相澤先生の隣なんだろう……)』
バスの中は賑わっていた。上鳴と切島は音楽の話で盛り上がり、後ろの席の葉隠と芦戸はしりとりをしていた。そんな中、何故かAは担任の相澤の隣。しかも窓際。
相澤「狗巻」
『？』
相澤「俺はあくまで生徒として、お前を守るからな。庇護対象とかじゃなく、な」
『……高菜？』
相澤「この前五条が来た時、お前はもうこいつらと楽しめないんじゃないかと不安になっただろ」
『……っ、』
見抜かれていた。さすが相澤。Aは席の隙間から後ろに視線をやる。まるで見えない壁があるかのように、相澤から後ろの席はあいも変わらず楽しそうだった。
相澤「大丈夫だ。絶対そんなことにはならない。ここにはオールマイトやミッドナイト、プレゼント・マイク。数多のプロヒーローが教師をしている。それを忘れるな」
『……しゃけ』
相澤の言葉に、Aは小さく頷いた。
●
一時間後。
相澤「狗巻、着いたぞ」
『……、』
いつの間にか寝ていたらしい。Aは相澤の声でゆっくり目を開ける。外に出るとそこはパーキングエリアではなく、周りを山々に囲まれた崖だった。
峰田「おしっこおしっこ……」
『高菜、明太子いくら？』
峰田「狗巻…オイラの膀⚫がやばい……」
『(大丈夫かな)』
相澤「何の目的もなくでは意味が薄いからな」
？「よーうイレイザー！！」
相澤「ご無沙汰してます」
声のした方を向く。そこには猫をモチーフにしたコスチュームを着用した女性二人がいた。
マンダ「煌めく眼でロックオン！」
ピクシー「キュートにキャットにスティンガー！」
「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ！！」」
緑谷曰く、連名事務所を構える4名一チームのヒーロー集団だそうだ。山岳救助等を得意とするベテランチーム。
マンダ「ここら一帯は私らの所有地なんだけどね。あんたらの宿泊施設はあの山の麓ね」
A組「遠っ！！」
『(なんか嫌な予感がする……)』
マンダ「今はAM9:30。早ければぁ…12時前後かしらん」
切島「ダメだ……おい……」
芦戸「戻ろう！行こ、狗巻！」
『しゃけ！』
芦戸がAの手を引き、バスに戻ろうとする。
だが
相澤「わるいね、諸君。合宿はもう」
地面が抉れ
相澤「始まってる」
A達を崖の下へと落とした。
今から三時間。自分の足で施設まで行く。
”魔獣の森“を抜けてーーー。
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yuumin - ご結婚おめでとうございます！ 更新も無理せず頑張ってください。 (2022年11月30日 13時) (
レス) @page13 id: a4f8ad7b79 (このIDを非表示/違反報告)
みろく - 続き気になる！！！！早くみたいです！！！こうゆうのめっちゃ好き！ (2022年11月25日 23時) (レス) @page10 id: 15c3edd684 (このIDを非表示/違反報告)
夜露姫(プロフ) - お大事に… (2022年11月23日 20時) (レス) @page10 id: 987347ef47 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - こうかりとさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2022年11月14日 8時) (レス) id: 20a4e5146a (このIDを非表示/違反報告)
こうかりと - めっちゃ好きです！早く続き見たいです！待ってます！ (2022年11月13日 21時) (レス) @page3 id: 9f932c344b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな姫
| 作成日時：2022年11月11日 22時
