16.12 ページ29
「返せ？妙な話だぜ。爆豪くんと狗巻ちゃんは誰のモノでもねぇ。彼らは彼ら自身のモノたぞ！！エゴイストめ！！」
仮面の敵はそう言った。緑谷は再度“返せ！！”と叫んだ。轟は氷で敵を攻撃するも、敵は空へと逃げてしまった。爆豪とAだけではなく、常闇もいなかったのだ。
轟「(後ろ三人を音も無くさらったってのか。どういう“個性”だ…！？)わざわざ話しかけてくるたァ…舐めてんな」
「元々エンターテイナーでね。悪い癖さ。常闇くんはアドリブで貰っちゃったよ」
敵曰く、爆豪と轟が対峙していた敵は死刑判決、控訴棄却されるような生粋の殺人鬼だそうだ。だが常闇はその殺人鬼を一方的に蹂躪する暴力性で討ち取った。
だから、彼も良いと判断した。
緑谷「この野郎！！貰うなよ！」
障子「緑谷落ち着け」
轟は背負っていたB組の生徒を麗日に預け、最大級の氷で仮面の敵を攻撃。だがまたもや避けられてしまう。
「開闢行動隊！目標回収達成だ！」
行ってしまう。
敵が行ってしまう。
轟「幕引き…だと」
ーー高菜！ーー
ーーいくら！すじこ明太子！！ーー
緑谷「ダメだ…！！」
Aの笑顔が浮かぶ。今、仮面の敵の手元にいる心優しい少女。
轟「させねぇ！！絶対逃がすな！！」
●
コールド「あら、二人だけ？」
無線を聞いたコールドが荼毘とトゥワイスが待つ回収地点へと降り立った。荼毘曰く、そこは炎とガスの壁で見つかりにくいハズだそうだ。
コールド「でもガス晴れちゃってるわよ？」
荼毘「予定通りにはいかねぇもんだな……」
トゥワイス「そりゃそうさ！予定通りだせ」
三人は森の中を会話しながら歩く。と、コールドが物陰から視線を感じた。
荼毘「どうした？」
コールド「……。いえ、何でも無いわ」
トゥワイス「おい荼毘！そういやどうでもいいことだがよ！」
コールド「？」
トゥワイス「脳無って奴呼ばなくていいのか！？お前の声2のみ反応するとか言ってたろ！？とても大事なことだろ！！」
荼毘「ああいけねぇ。何の為に戦闘加わんなかったって話だな」
コールド「(今の視線……。まさか、ね)」
悟「(今行ったら君が殺されるよ)」
青山「(………)」
悟に口を塞がれ、青山はその場でしゃがみこんでいた。
悟「(くそっ。傑からの情報が正しければ、あの子は“轟冷花“で間違いない。A………)」
悟が何故ここにいるのかは
30分前に遡る。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 969人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yuumin - ご結婚おめでとうございます！ 更新も無理せず頑張ってください。 (2022年11月30日 13時) (
レス) @page13 id: a4f8ad7b79 (このIDを非表示/違反報告)
みろく - 続き気になる！！！！早くみたいです！！！こうゆうのめっちゃ好き！ (2022年11月25日 23時) (レス) @page10 id: 15c3edd684 (このIDを非表示/違反報告)
夜露姫(プロフ) - お大事に… (2022年11月23日 20時) (レス) @page10 id: 987347ef47 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - こうかりとさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2022年11月14日 8時) (レス) id: 20a4e5146a (このIDを非表示/違反報告)
こうかりと - めっちゃ好きです！早く続き見たいです！待ってます！ (2022年11月13日 21時) (レス) @page3 id: 9f932c344b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なな姫
| 作成日時：2022年11月11日 22時
