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『(緑谷くん。爆豪くん、大丈夫かな……)』
緑谷と別れ、A達は施設へと走っていた。A組の後ろにはその集団を守るように棘と憂太がいる。Aは先程別れた緑谷、そしてまだ戻らない爆豪のことが心配でならなかった。
憂太「Aちゃん」
『？』
憂太「緑谷くんのことが心配なの？」
憂太の言葉にAは小さくうなずく。
憂太「………」
棘「高菜？」
憂太「Aちゃん。マンダレイが言ってたけど、”決して戦闘はしないこと“。これを守れるのなら、緑谷くんのところに行って良いよ」
棘「明太子！」
『(憂太くん……)』
憂太「僕からも一言。絶対死なないで」
『……っ、しゃけ！』
そう言い、Aは踵を返した。A組の生徒達は次々にAを呼び戻す。だがAはそれに耳を傾けることなく、その場から走り去っていった。
飯田「乙骨さん！何してるんですか！」
尾白「狗巻にもしものことがあったら！！」
憂太「大丈夫」
棘「……、」
憂太「Aちゃんは強いから。ね、狗巻くん」
棘「しゃけ」
●
『(緑谷くん……っ！何処！？)』
棘達と別れたAは有毒ガスが広がる森の中を走っていた。マスクをしているため有毒ガスをあまり吸い込まないで済むものの、有毒ガスが強すぎて意識を保つのに精一杯だった。
「おや。君はリストに載ってた女の子だ」
『っ！？』
と、そこに運悪く敵と遭遇してしまった。敵はすぐに攻撃態勢に入る。Aはそれを避け、木の上に逃げた。
だが
『っ、！！』
ズババッッ
どこからともなく刃物が巨木を切り裂いた。
「俺の個性は”刃物“。体中から刃物を出すことが出来る」
『……っ』
今の攻撃で右腕を負傷したA。敵は次々と刃物を出してくる。刃物はAの頬や洋服を切り裂いていく。それでもAは相手を攻撃しなかった。
「そんなもんかよ。……ださ。つまんね」
『(痛い……っ、！でも、交戦はしない！)』
「コールドってやつから見つけたらお前を連れて来いって言われてるんだよな」
『(コールド？)』
「一緒に来てもらう」
コールド「その必要はないわ」
その時、一人の少女が現れた。
美しい銀色の髪。
青色の瞳。
その姿は正しく。
冷花ーーバイバイ、Aーー
ーー高菜！！！！！！ーー
『……っ、れ、いか、』
コールド「久しぶりね。A」
故人である轟冷花が
Aの前に現れた。
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yuumin - ご結婚おめでとうございます！ 更新も無理せず頑張ってください。 (2022年11月30日 13時) (
レス) @page13 id: a4f8ad7b79 (このIDを非表示/違反報告)
みろく - 続き気になる！！！！早くみたいです！！！こうゆうのめっちゃ好き！ (2022年11月25日 23時) (レス) @page10 id: 15c3edd684 (このIDを非表示/違反報告)
夜露姫(プロフ) - お大事に… (2022年11月23日 20時) (レス) @page10 id: 987347ef47 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - こうかりとさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2022年11月14日 8時) (レス) id: 20a4e5146a (このIDを非表示/違反報告)
こうかりと - めっちゃ好きです！早く続き見たいです！待ってます！ (2022年11月13日 21時) (レス) @page3 id: 9f932c344b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな姫
| 作成日時：2022年11月11日 22時
