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切島「………」
轟「どうした？」
切島「あ、いや！何でもねぇ！」
夜道を切島と轟は歩いていた。二人はこれから病院へと向かう。合宿襲撃後、怪我人以外の生徒達は病院近くのホテルへと移された。切島と轟もそうだ。
轟「無理もねぇ。お前は爆豪と一番仲良かったからな」
切島「何も出来なかった自分に腹が立つ……！」
轟「それは俺も同じだ。あの時、俺の方に爆豪と狗巻がいた。緑谷の言うとおり手に届く範囲だった……」
“それなのに”と轟は握り拳を作る。と、切島と携帯が鳴った。画面を見ると伏黒恵からだった。
切島「伏黒からだ」
轟「出て良いぞ」
切島「……わり、」
※歩きスマホはいけません！
“もしもし”と元気無く切島が電話に出る。すると恵は第一声、長いため息をついた。それに切島は黙ってしまう。呆れているのだ、と切島は思った。
恵《ことの内容は夏油先生達から聞いた》
切島「すまねぇ、伏黒」
轟「俺も謝っておく」
恵《俺はお前らにAのことを託した。だが今回は……、相手が悪かった》
切島「だとしても、ダチとの約束も守れねぇなんて……。漢として情けねぇ」
恵《俺はお前らに感謝してるんだ》
轟「どういうことだ？」
恵《Aと出会ったのは中1の頃。その頃のあいつは笑顔も無く、無表情だった。だが高専を出て雄英に入学してからのあいつは、見違えるように変わった。お前らがAとずっと一緒に居てくれたからだ》
恵が紡ぐ言葉に、切島と轟は黙って聞いていた。
恵《だから、どんなことがあっても、俺はお前らのことを責めない。だがこれだけは約束してくれ》
切島「なんだ？」
恵《Aのこと、必ず助け出してくれ》
切島／轟「「当たり前だ！！」」
”じゃあな”と言って恵は電話を切った。切島と轟は顔を見合わせうなずく。
そして
飯田「僕の気持ちは……どうでもいいっていうのか……！」
飯田の気持ちも
轟「俺たちだって何も正面きってカチ込む気なんざねぇよ」
轟の気持ちも
切島「ようは隠密活動！！それが俺ら卵の出来る…ルールにギリ触れねぇ戦い方だろ」
切島の気持ちも
八百万「私は轟さんを信頼しています…が！！万が一を考え、私がストッパーとなれるよう…同行して参りました」
八百万の気持ちも全部乗せて
緑谷「救けたいと思っちゃうんだ」
飯田「ならば、俺も連れて行け……！」
緑谷「(絶対二人を救ける)」
爆豪「寝言は寝て死ね」
『(……爆豪くん、)』
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yuumin - ご結婚おめでとうございます！ 更新も無理せず頑張ってください。 (2022年11月30日 13時) (
レス) @page13 id: a4f8ad7b79 (このIDを非表示/違反報告)
みろく - 続き気になる！！！！早くみたいです！！！こうゆうのめっちゃ好き！ (2022年11月25日 23時) (レス) @page10 id: 15c3edd684 (このIDを非表示/違反報告)
夜露姫(プロフ) - お大事に… (2022年11月23日 20時) (レス) @page10 id: 987347ef47 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - こうかりとさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2022年11月14日 8時) (レス) id: 20a4e5146a (このIDを非表示/違反報告)
こうかりと - めっちゃ好きです！早く続き見たいです！待ってます！ (2022年11月13日 21時) (レス) @page3 id: 9f932c344b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな姫
| 作成日時：2022年11月11日 22時
