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『”動くな！！“』
コールド「ふふ。そんなことをしても無駄なのに」
傑「A……っ、」
傑が現着し、2対1になった。これで形勢逆転かと思われた。だがコールドは非常に強い敵だった。個性をいくつも持ち、底なしの体力。身のこなしも軽やかだ。傑とAはその”複数の個性“に悩まされていた。
主は氷だが、炎、雷、念力、怪力……。複数持っているだけでも疲れるのに、それを彼女は使いこなしている。
そして何より驚いたのは。
コールド「破術氷式(はじゅつひょうしき)氷山乱破(ひょうざんらっぱ」
傑「(クッ……！！何故”個性持ち“が術式持ってるんだ！)」
破術氷式。彼女の“個性”である氷を使用し、それを術式にしているのだ。氷山乱破は大きい氷の塊を作り、爆発させたように飛び散らせる。氷の塊が粉々になって勢いで周囲にばらまかれるのが厄介だ。
コールド「狗巻A。こちらにいらっしゃい。貴女はヒーローになる資格はない」
『……っ、』
傑「A！彼女の言葉を聞くな！」
コールド「人一人殺しておいてそっちに行くの？悪いけど、私はまだあの時のことを許してはいないわよ」
ーー冷花なんか、……っ死んじゃえ！！ーー
冷花ーーバイバイ、A……ーー
ーー高菜ーーーっっ！！ーー
『(ここにいるのは間違いなく冷花本人だ。私の“魂”がそう叫んでる)』
コールド「私はね、A。ヒーローが嫌いよ。だからヒーローになる貴女はもっと嫌い。だけどヒーローじゃなくて敵になるのなら、Aの側にずっと一緒に居られるわ」
傑「(“洗脳”の個性か！)A！やつの言葉を聞くな！洗脳させられるぞ！」
『……、』
コールド「A。呪術師なんかより、ヒーローなんかより、私と一緒に居ましょうよ」
緑谷ーーAちゃん！！ーー
爆豪ーーA！！ーー
『…っ、わ、わたし、は』
傑「A？」
『わたし、……には、彼らが、いる』
共に戦い、共に学校生活を送った雄英高校ヒーロー科1年A組のみんな。転校してきたAのことを快く受け入れてくれた。
緑谷出久と爆豪勝己。特にこの二人はAのことをとても気にかけ、そして優しくしてくれるのだ。
『……だから、もう、れいかが……居なくても、大丈夫』
コールド「……。そっか」
彼女の強気な表情が
悲しく揺らぎ、そして
傑「………消えた？」
その場から消えた。
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yuumin - ご結婚おめでとうございます！ 更新も無理せず頑張ってください。 (2022年11月30日 13時) (
レス) @page13 id: a4f8ad7b79 (このIDを非表示/違反報告)
みろく - 続き気になる！！！！早くみたいです！！！こうゆうのめっちゃ好き！ (2022年11月25日 23時) (レス) @page10 id: 15c3edd684 (このIDを非表示/違反報告)
夜露姫(プロフ) - お大事に… (2022年11月23日 20時) (レス) @page10 id: 987347ef47 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - こうかりとさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2022年11月14日 8時) (レス) id: 20a4e5146a (このIDを非表示/違反報告)
こうかりと - めっちゃ好きです！早く続き見たいです！待ってます！ (2022年11月13日 21時) (レス) @page3 id: 9f932c344b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな姫
| 作成日時：2022年11月11日 22時
