・ ページ28
ーー音羽sideーー
『涼香、音羽先生しっかり！』
涼香「Aちゃん………？」
『酸素吸入器です！これで両手が使えます！』
音羽「A先生」
来てくれた。
俺達の……
いや、俺の“ヒーロー”が。
『天沼さん、大丈夫ですか？』
天沼「何だ！俺は重傷者だぞ！」
『大し怪我じゃありませんよ！天沼先生、お手を貸して頂けませんか』
天沼「は？」
『さっきの会話聞いてたでしょ？音羽先生は目の前の命を救う事に必死です。私も音羽先生の手伝いがしたい。でも両手が使えないのは困るんですよ。それを私の口に当ててもらえますか？』
天沼「何でわしが」
『ここで協力してくれたら、一躍ヒーローですよ』
天沼「くっ……」
美しい笑顔でそういうA先生。天沼先生も観念したのか、渋々自分の酸素吸入器をA先生の口に当てた。
『音羽先生、代わりますか？』
音羽「私が執刀医です。最後まで責任を持ちます」
『分かりました。涼香、頑張れる？』
涼香「もちろん……っ！」
『ありがとう。立花さん、もう大丈夫ですよ〜。少しお腹触りますね〜』
彼女の優しい声に安心した立花さんは笑みを浮かべる。
頑張れ。
頑張れ……！！
ーーAsideーー
3人でオペをすること数分。赤ちゃんの姿が見え始めた。
もう少し
もう少しで赤ちゃんに会える。
音羽「……出ました！」
『15時15分』
音羽「臍帯カットします」
『私はお腹を閉じます。音羽先生は赤ちゃんを』
音羽先生と頷き合い、私は立花さんのお腹を閉じる。音羽先生は赤ちゃんを優しく擦る。
音羽「頑張れ……息をしろ……」
『………』
音羽「頑張れ、頑張れ！頼む、息してくれ……！」
涼香「………」
頑張れ。
立花「……」
音羽「頑張れ……！！」
ガタンッ
その時、大きな音と同時にエレベーターの中に光が差し込んだ。
喜多見「A先生、音羽先生！大丈夫ですか！」
『喜多見チーフ！』
そこには
音羽「……っ、」
大切な仲間が立っていた。
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未夢亜(プロフ) - 初めまして、楽しく読ませていただいてます。続きがすごく読みたいです！待ってます！ (1月25日 1時) (
レス) id: b00b6f5c90 (このIDを非表示/違反報告)
�貊鐺� - 物語パート2も一気に読んじゃいました。 これで終わりんでんすね。。。 物語の続きはないのでしょうか？ 沢山の、いやほとんどの直しを言ってしまいすみませんでしたm(._.)m (2023年4月28日 3時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
�貊鐺� - 物語読んでいて疑問に思ったのですが。。。 ･ページ28のここの部分 3人でオペをすること数分。赤ちゃんの姿が見え始めた。 もう少し この3人って誰のことですか？ 音羽先生と主人公ちゃんですよね？ 後1人は誰なんでしょうか？ (2023年4月28日 3時) (レス) @page28 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
�貊鐺� - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 ・ページ25のここの台詞 『音羽先生、○○←名前です。赤ちゃんも、文乃さんも、音羽先生も、天沼さんも、涼香も。全員必ず助けますから』 これも正しくは彩乃さんも、ではないんでしょうか？ (2023年4月28日 3時) (レス) @page25 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
�貊鐺� - 物語読んでいて疑問に思ったのですが。。。 同じく･ページ24のここの部分 千住さんがエレベーターから戻って来た。どうやら無事袋を渡してくれたそうだ。 これ千住さんは袋ではなくめ酸素吸入器？を渡しに行ったのでは？ (2023年4月28日 3時) (レス) @page24 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななこ
| 作成日時：2021年10月16日 10時
