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359:ならいっそこのまま... ページ9

〜〜夢〜〜〜NO side







ナイトメアがAの夢の中へと侵入した時には

もうAは壊れかけていた。



本来なら思考の読める彼の力をもってすれば、
彼女が何故こうなったかが分かる筈だったが、

悪夢の狭間に無理矢理入って来たためか、

はたまた何かの邪魔があり探れないのか、

ナイトメアには、
何で彼女が壊れかけているのかが分からなかった。


それでも、

悪夢の本体であろう女に向ける殺気はそのまま

その女の体を針のむしろにした。




【アガッ....グゥウッ!!】



その美しい女は大量の血を吐いた。

柔らかな金色の髪は乱れ、

胸元の空いた真っ赤なドレスのあちこちから

触手が貫き蠢いている。




【....お...まえ...何....も..の...】



ナイトメア「やってくれたなアバズレ女」ピキッ






ナイトメアはそう言うと、

女を貫いている触手を思い切り振り回して

地面に衝突させた。




ーーーーーーダァンッーーーーーー






【ガハあアツ!!!!】




衝撃で女から触手が抜け
辺りには血だまりが出来ていく。




ナイトメア「...おいA」シュルッ





女はまだ生きていて、
何とか体を動かそうともがいているが、

ナイトメアは興味無さそうに

虚ろな瞳で地面を見つめるAへと視線を
移した。


そして、触手で彼女の体を包むと

グイッと自身の側に引き寄せる。




『.......』




ナイトメア「....チッ...もう落ちてんのか...

面倒クセェ...

いいか良く聞け、
俺は落とした事はあっても引き戻した事なんか
只の一度もねぇんだ。

失敗しても恨むんじゃねぇぞ。」ギロッ




ナイトメアは
聞こえていないだろうAにそう吐き捨てると

彼女の顎を掴み自身と目を合わせるように
上を向かせた。




ナイトメア「俺の目を見ろA」



『.....』



ナイトメアはそのまま魔力を込め始める
その力は本来何者かを洗脳するために使う力

加減を誤ればAは自我が無くなる。
そんな繊細な操作等した事のない彼は
かなりイライラしている。



ナイトメア「チッ...このまま洗脳して
俺のもんにしてもいいんだぞ、
聞こえてんのかよA。」



『......ウッ』




イライラして声をかけると、
彼女がかすかに反応した。


それを見逃さなかったナイトメアは
意識を集中させる。



ナイトメア「HE、流石は俺が気に入った女だ。
そう簡単にはくたばらねぇか、




.....おいA、起きる時間だぜ?」ニヤッ

360:普通の神経ではとても..→←358:彼は矛盾さえも乗り越える



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安い麦茶( ^-^)_旦〜 - これでも兄弟なんだよなぁ。Fell兄弟。 (2022年10月8日 9時) (レス) @page40 id: 7220adac43 (このIDを非表示/違反報告)
Murder(プロフ) - ワオ。同化。。化猫恐ろし (2022年10月7日 16時) (レス) id: 4f353dd96c (このIDを非表示/違反報告)
EDD♚ - えっ………ええええええ⁉(なんだこいつ) (2022年10月7日 12時) (レス) @page36 id: 1e11c6997e (このIDを非表示/違反報告)
安い麦茶( ^-^)_旦〜 - 尻尾、太いのかな?触りたい。 (2022年10月7日 7時) (レス) @page35 id: 7220adac43 (このIDを非表示/違反報告)
シャルロット君 - あの化猫が服従!?!?( 'ω')ギャァァァァァァ!いいね、モフりてぇ… (2022年10月7日 6時) (レス) @page35 id: 7e7a54307b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒猫軍曹 | 作成日時:2022年9月30日 23時

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