ﾀﾋを覚悟したのに、何故かサンズさん達はモブを守ろうとする。<8>【 Undertale】

395:エッジの距離感 ページ45

A side








『...やはりマスタードさんにはお見通しですね』





...そう、
私はニンゲンだから世界をまたぐ事はできない。

だから、帰るにしても誰かに迎えに来て貰わないと
それは叶わないんだ。


....あれから半日程時間が経ったが、
誰も来る様子はない。


もし、


...このまま誰も来なかったら
私は残りの人生をこの世界で...?
いやぁ自信ないなぁ...
この世界はニンゲンには正に地獄だ。
だってあのアズゴア王がニンゲンを コロ せと命じているから、皆嫌でも狙って来るし。

そんな世界で生き残る為には、
エッジ達にすがるしかないのが現実か。



.....なら



.........ここは





エッジ「帰れないのなら、
我輩の言うとおりここに居るしかあるまい。」ﾆﾔｯ




『....そう...ですね。
外の世界で生き残れるとは到底思えませんし、

エッジさん、マスタードさん、
これからお世話になります。』ﾍﾟｺﾘ



マスタード「.....クソッ、
墓穴掘っちまったな...」ｶﾞｼｶﾞｼ


エッジ「A、
貴様料理が出来ると言っていたが、
他には何が出来る。」



エッジはガシガシと頭をかきながら
しかめっ面をするマスタードを無視して私に話しかけてくる。



『....恥ずかしい話なのですが、
他には、掃除と洗濯位しかできません。

まず英語が読み書きできないんですよ私。
何とか働ける場所でもあれば
少しはお金を納められるんですが、』




マスタード「...読み書きができないって、
じゃあお前どうやって喋ってんだよ？」



『...私にも分かりません、
ここに来た時にはもう会話が出来てました。
私は〔日本語〕しか読み書き出来ないはずなんですけどね。』



マスタード「〔ニホンゴ〕?知らねぇ国だな、
...ますます怪しいよなお前。」ｼﾞﾛｯ



エッジ「会話が出来れば十分だろう、
ならばお前は愚兄と家事をやれ。
だがその前に..」ｸﾞｲｯ



『!!』


エッジは突然と手を握って引っ張るので、

私はその勢いに前のめりになり、
エッジの胸元に片手を当てた。



エッジ「まずはこの傷の手当てが先だ。」


『....そ、そうですね。』


間近で見ると、エッジの左目には傷がついている。
他には傷なんて無いのに、
強いモンスターにつけられたのだろうか。


エッジ「フム、
お前の右目は吸い込まれそうな程
綺麗な色をしているな」ｼﾞｯ


『おや、そうですか、自分では何とも..』


マスタード「...あーー、
じゃあボス治療すっから。」ﾋﾟﾝｯ

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