ﾀﾋを覚悟したのに、何故かサンズさん達はモブを守ろうとする。<8>【 Undertale】 (ページ39)

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389:狼男とニンゲンの彼女ページ39

A side

狼男はそう言うと、

フワフワと空中に浮いている私に向き直った。

...何だろう、聞きたい事って。

狼男「...よう、お前さ。
フウを守ったってのは本当なのか」

『..え?
いや守るだなんて大層なことはしていませんよ。
ただどうにかしたくて必死だっただけです。』

狼男「なら質問を変える、
ニンゲンの癖に何故俺達を恐れない。
地上のニンゲンもモンスターに虐殺されて
殆んど生き残っていないだろう。
普通は見たら逃げようとするか
コロそうとするもんだぜ？」

....あぁそうなんだ?

って事は、
フリスクは生き残りの一人だったりするのかな。

..確かに、それなら私が恐れないのはおかしいか。

『...私モンスター達が好きなんです。
だからコロされそうになったり
余程の事が無い限り
私から手を出したりしません。

っと言うか出す前に消されますけど...

例えそれで、
自分の命が無くなってしまったとしても
信念を貫けば後悔も少ないです。』

私がそう言い切ると、
狼男は少し面食らったような顔をしてから
白い牙を剥き出しにして大笑いしだした。

狼男「ガハハハハッ!!これは参った！

子供でそれだけの思想を持つのは
末恐ろしい事だな！
...だがこれでお前と言うニンゲンが
どういう者かは大体理解した。
フウが惚れるのも頷けると言う物だ。」ｳﾝｳﾝ

『...惚れるて、お父さん言い方よ。』

狼男「なんだ、恐縮しなくてもいいぜ?
よし、まあいいだろう、
俺はフウの心眼を信じる事にする。
どうもお前は普通のニンゲンでは無いようだし、
特別にフウとの接触を許可してやるよ！

ただし、息子達には会わないようにしろ、
アイツ等はフウを溺愛してる。
何するか分からねぇからな!」ﾆｶｯ

『....はい、それは重々気をつけます。

あと、ありがとうございます狼男さん、
貴方からしてみたら私は仇なのでしょうに。』

私がそう言うと、
狼男は少し動揺を見せたが、直ぐに冷静になる。

狼男「...フウはお前に
〔あの事〕を話したのか？」

『はい、聞きました。』ｺｸｯ

狼男「....驚いたな..」ｶﾞｼｶﾞｼ

マスタード「...なあボス、
俺達忘れられてねぇか？」

エッジ「ふん、何も問題はない!
時間が空いたなら訓練すればよい。
さあ貴様もやれ愚兄!!」ｷｯ

マスタード「...あやべ、クソッ
黙ってりゃ良かった!!」

....ん？

なんでマスタード走り回ってるんだ？