ﾀﾋを覚悟したのに、何故かサンズさん達はモブを守ろうとする。<8>【 Undertale】

388:お父さんもログインしました。 ページ38

A side




青筋を立てて猛り狂う化猫は、

マスタードに向かって走りより
長い爪を振り下ろした。



ーーーーーシュッーーーーーー



ーーーーードガッーーーーー




マスタード「側に来んじゃねぇ、
俺は猫はキライなんだ。」ﾋﾟﾝｯ




マスタードは先程のおちゃらけた雰囲気から
一変して、

化猫をギロリと睨み付けると、
回りにガスブラを出現させた。



化猫「.....チッ.....
忌々しい骨光線じゃないかあ!!


なあ..お嬢さんは分かってくれるよねぇ?
よく言うじゃないかぁ、
〔食べちゃいたい程〕好きなんだよぉ!」ﾆﾔｯ



『物理的に食べられるのは嫌です。』ｷｯﾊﾟﾘ


私の様子にマスタードはケタケタと笑い転げた。



マスタード「ギャハハハッ
振られちまったようだなぁ野良猫？」ﾆﾔﾆﾔ



そのマスタードの馬鹿にしたような態度に、
化猫は怒り、体の毛はブワブワに膨らんでいる。



化猫「我を馬鹿にしたなあ？
もうこうなったらパン食い競争のように
お嬢さんをパクリと一口にするだけだあ！」ダッ



『猫の世界にもパン食い競争あったんだ!?
あれ中々噛みつけないでいると異様に恥ずかしくなるよね、後半なんかもう
(私たかがパンに何必死になってんだ...
もうコンビニで買ってきていい？)ってなるよね。
分かるから食べないでぇ!!』ｼﾞﾀﾊﾞﾀ



化猫「お嬢さんが、
皆がワイワイするはずの競技に対してそこまで
不毛感全開だったのには驚いたけどぉ!
我は自分の物を手放すのは大嫌いだからねえ!!
いただきまーす！」
グパッ


『私は物じゃっ!!?』



ひぃぃいいい大きな牙だねぇ猫ちゃん!!??

ホワイトニングしてるのかなあ？
真っ白な歯だねえじゃないよ!!



『ま、待ってやめて!!』



ーーーーーードガンッーーーーーー




化猫「ギヤッ!?」




ーーーーーーバタンッーーーーーー




『!?』



マスタード「he、何でまだここに居やがるんだよ」



エッジ「ム!貴様は...狼男か?」


食らいつくかと思った瞬間、
化猫の脳天に、
突如現れた狼男の肘鉄がめり込んだ。


化猫は白目を剥いてピクピクしている。


....何か...化猫が段々可哀想に思えてきた、

さっきからこの子散々な目にあってるよね?



狼男「....ようエッジ？久しぶりだな。」ﾆﾔｯ


エッジ「...と言うことは
あの子狼は貴様の子供か。」



狼男「へ、まあな。
俺はこのガキに聞きたい事があって来ただけだ。
用が済んだらずらかるぜ。」

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