ﾀﾋを覚悟したのに、何故かサンズさん達はモブを守ろうとする。<8>【 Undertale】 (ページ32)

今日:9 hit、昨日:25 hit、合計:63,225 hit

382:鋭い骨ページ32

A side

ーーーーーザンッーーーーーー

『!!!』ｷﾞｭｯ

咄嗟に切られると思った私は目を瞑った。

でも、

痛みは来ない....

私は恐る恐る顔を上げてみた。

すると、

私の目の前には子狼達を隔てるように、
いつの間にか巨大な骨の柱が何本も突き出ていた。

子狼「!?」

子狼「!!」

＊＊＊「...何故お前がここにいるのだニンゲン」

『!!....あ、』

いつの間にか私の真横に立っていのは、
パピルスによく似たスケルトンだった。

彼は知ってる.....

...えーっと名前何て言うんだっけ。

エッグ.....は玉子だな

ラック....は前欲しかったやつ。

フラッグ...は立てちゃダメ...てか遠のいたな。

子狼「!な、
何でロイヤルガードがここにいるんだよ!!」

子狼「まさか俺達のソウルを狙って!?」

＊＊＊「ふん、思い上がるな駄犬共め。
貴様等のLVなど足しにもならんわ！
我輩はパトロールの最中だったのだ、
それで、
騒ぎを起こしたのはどこのどいつだ？」ｷﾞﾛｯ

『....あの大木で寝ている猫さんです。』ｽｯ

私が化け猫の方を指差すと、
彼は大木の方を睨み付けた。

....しかし、パピルスとは思えない殺気だな、

さすがはアンダーフェルの世界を生きてきた
パピルスって感じがする。

＊＊＊「...成る程、
あやつは恐らく、最近牢から逃げ出した者だろう。
連絡を入れておくとするか。」ﾋﾟﾎﾟﾋﾟ

『....あの、ご挨拶が遅れました。
私はAと言います、
看病をして下さった
マ...お骨の方のご兄弟ですよね?』

＊＊＊「..フム、いかにも。我輩はエッジだ、
A、お前は何故ここに居る。」

おお、そうそうエッジだ！

モヤモヤがスッキリした。

...ってそれ所じゃない

『....それは』ﾁﾗｯ

私はチラリとフウの方を見た。

子狼達はフウの側で
此方の様子を伺っているように見える。

....今はフウを早く手当てさせないと....

そこで、
私はふと何かの影が見えた気がして木の上を見た。

すると、

そこには先程マスタードの家で会った狼男が居た。

恐らくエッジがここにいるから
子供達を助ける隙を伺っているのだろう。

なら....

『エッジさんごめんなさいっ！』ダッシュ

エッジ「む？な、おい貴様!!
何処へ行くつもりだ！」ﾋﾟｷッ

どこってそんなの

『私(サンズの)家に帰りたいんです!!!』疾走

さあやってしまったぞ...!

どうかﾀﾋにませんように!!