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380:紫の瞳は怒りに染まる ページ30

A side




化猫の爪は、
何の容赦もなくフウの肩を貫いた。


肩からは大量の血が吹き出し、
フウの綺麗な毛並みが血で染まっていく




子狼「テメェブッ コロ してやる"!!!!!」



子狼「クソッ!!」



私は、フウの返り血を浴びて
ショックのあまり呆然としていた。


私を コロ さず、守ろうとしてくれた彼女が

化猫の爪に貫かれている


『....ゥッ...』



強烈な血の臭いに吐き気が込み上げる



化猫「おぉおおお、
意外と綺麗な血の色をしているじゃないか!
これはこれは。
切断した時が楽しみだなあァアアハハハ!」





私は化猫の声も聞こえない程動揺していた。




もちろん絶対嫌だが、

例えタヒぬほど痛い思いをしても

自分が怪我をする分には耐えられるんだ。


でも



私は昔から



化猫「さあニンゲンのお嬢ちゃん?
どこから切って貰いたいかな?」ニタア







誰かが傷つくのには耐えられない







『......』ユラッ





化猫「んー?どうしたn...な、何だ!?」シュッ




化猫は私の顔を見た途端、
驚いた表情で私から距離をあけた。



私は化猫からフウに視線を移すと、
持っていたハンカチを裂いて、
肩の傷を覆うように巻いた。


『フウ、きつく縛らないと血が止まらないから、
少し我慢してね』ソッ



フウ「......わか...ったっ」グッ




ーーーーーギュゥッーーーーー




フウ「!!ウゥウッ!!」ギリッ



『この位かな.....早くちゃんと手当てしないと』




化猫「お、おいお前ニンゲンじゃないのか!?
その、...その目は何だ!?」


明らかに普通のニンゲンではあり得ない
状態の私に、
化猫が警戒して、毛を逆立ててこちらを見ている。



『....私はただのモブだよ化け猫』



私はフウの前に立って化猫を見つめた。



化猫「そうか!!
ただのニンゲンだと言うなら
今すぐに切り裂いてやる!!!!」シャッ



化猫は私に切りかかってきた。




.....落ち着け私



......アンダインとの時の事を思い出せ..!




切りかかってきた爪を、
私は掌で受け止めた。



『うぁアア"!!!』


信じられない激痛と共に
掌に貫通した爪をしっかりと握る。



化猫「は、ハハハ!!!
何だやっぱりただのニンゲンか!」グイッ



化猫は爪を引き抜こうと腕を引いたが

爪はピクリとも動かない。



化猫「へ?」




『お前のように悪い猫は可愛くも何ともない。

罰としてその爪全部切って、

その毛をサマーカットしてやんよぉおお!!!』
ブンッ

381:潜在能力→←379:子狼VS化猫



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安い麦茶( ^-^)_旦〜 - これでも兄弟なんだよなぁ。Fell兄弟。 (2022年10月8日 9時) (レス) @page40 id: 7220adac43 (このIDを非表示/違反報告)
Murder(プロフ) - ワオ。同化。。化猫恐ろし (2022年10月7日 16時) (レス) id: 4f353dd96c (このIDを非表示/違反報告)
EDD♚ - えっ………ええええええ⁉(なんだこいつ) (2022年10月7日 12時) (レス) @page36 id: 1e11c6997e (このIDを非表示/違反報告)
安い麦茶( ^-^)_旦〜 - 尻尾、太いのかな?触りたい。 (2022年10月7日 7時) (レス) @page35 id: 7220adac43 (このIDを非表示/違反報告)
シャルロット君 - あの化猫が服従!?!?( 'ω')ギャァァァァァァ!いいね、モフりてぇ… (2022年10月7日 6時) (レス) @page35 id: 7e7a54307b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒猫軍曹 | 作成日時:2022年9月30日 23時

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