ﾀﾋのうとして色々あってやっと皆の記憶を消し飛ばしてリセットしたと思ってたのに、あの子は覚えていた。<16>【 Undertale】

800:闇の帝王様も形無し ページ50

NO side








アルフィス「え？
じ、じゃあその子サンズに任せていいの？」




アンダイン「ふん、
私としてはとんだ二の足を踏まされたが、
よく考えたら子供相手に少々大人気なかった。

サンズ、この子供の子守りは任せたぞ！」ﾌﾝｯ







リーパー「..お前等な..俺はそんな事一言も...」
ｹﾞﾝﾅﾘ




パピルス「ねぇねぇサンズどうしよう！」ｸｲｸｲ










リーパーが、

ナイトメアの言葉を勝手に鵜呑みにした

アンダインとアルフィスに苦言を呈そうとしたが



それはパピルスの焦ったような声にかき消された。








リーパー「...?...どうしたパピルス」ｸﾙｯ





パピルス「ニンゲンが全然目を覚まさないんだ！

さっきから木の棒でつついてるんだけど、」






パピルスのその言葉に、

リーパーは少し怪訝そうな顔をしながら

Aの顔を覗きこんだ。





見ると彼女の顔は青ざめ、


額には汗が滲んでいる


その様子に、リーパーは彼女が

ただ寝ているのでは無い事は直ぐに分かった。









リーパー「.....お前コイツに何した」






すると、ナイトメアはニヤリと口角を上げて

両肩を少し上げると


さも呆れたような顔で口を開く








ナイトメア「クククッ、
俺も流石にあれっぽっちのネガティブで
昏睡するなんて思わなかったぜ、

今頃はさぞかし
(いい悪夢)を見てるんじゃねぇかぁ？」ﾆﾔﾘ











リーパー「.......成る程な...」ため息






パピルス「おい子供！
貴様何てひどい事をするのだ！

相手が嫌がる事はしたらいけないんだぞ！

可哀想じゃないか！」ﾋﾞｼｯ







ナイトメア「HEHEHE!!可哀想？

冗談だろ、最高に楽しいじゃねぇか！」ｹﾗｹﾗ



パピルス「元に戻してくれたらーご褒美にー、

俺様特製スパゲッティを御馳走しちゃうぞー！」
ｷﾗｷﾗ





ナイトメア「俺の渾身の高笑いを
完全無視した上に
テメェ今明らかに俺を園児扱いしただろ、ぶつぞ」



パピルス「そうだこの子、
このままここで寝てたら風邪引いちゃうな！

子供！ニンゲンを抱えてついて来て！」ｸｲｸｲ






ナイトメア「テメェはまず人の話を聞けよ！
ってか
何で俺がそんな事しなくちゃならねぇんだ」ｲﾗｯ






リーパー「...仕方ねぇだろ、

何せ俺達ﾀﾋ神は、生命に触れないしなぁ？」ﾆﾔｯ






ナイトメア「....」ﾋﾞﾀﾝｯﾋﾞﾀﾝｯ









ナイトメアは、


したり顔のリーパーに、猛烈にイライラした。

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