ﾀﾋのうとして色々あってやっと皆の記憶を消し飛ばしてリセットしたと思ってたのに、あの子は覚えていた。<16>【 Undertale】

795:絶望よ、お久しぶりだね ページ45

A side







アルフィス「パピルス、一体何があったの？

貴方、私と話していた時には、

いつも通りハツラツに元気だったじゃない？」








そう




それは私も気になっていた。







パピルス「ニェー、それなのだがな？

俺様にもよく分からないんだ。

あの子供、話しかけたら突然、
背中から黒いシッポを出して飛ばしてさー、
俺様チョー絶ビックリしたんだけd...」ブツブツ
















ドクン



















黒い


















シッポ....?


















―――――――ドカーーーーンッ―――――――――








パピルス「ニョェエエ！

何だ、まだ子供が暴れているのか！？」





アルフィス「そうなの！

今アンダインが来てくれ....あ、危ない！」ﾊﾞｯ




『！？』ｸﾞｲｯ









――――――ズドーーンッ――――――







アルフィスの叫びと服を強く引かれる衝撃で


私は思考から引き戻された。






気がついて見ると




私が居た場所には何かが落下してきて


激しい砂煙が立ち込めている













....いけない....







嫌な考えが頭をよぎってて


回りが見えてなかった




アルフィスが引っ張ってくれなかったら



...ヤバかったかもな...








『...ごめんアルフィス、ありがとう。』





アルフィス「ううん、気にしないで、
で、でも気がついて良かったわ！」ﾄﾞｷﾄﾞｷ






パピルス「ニンゲン！大丈夫か？
擦り傷とかないか？」ｺﾃﾝ






『ありがとうパピルス、
君は優しいﾀﾋ神だね、大丈夫だよ。』ﾆｺ









...うん、よかったパピルスが元に戻って






可愛いし、

居るだけでただただ癒される...！







サンズはいいよなぁ、






こんな子が弟だったら何でも買ってあげちゃう。





(ネーちゃんおかえりなさいだぞ！

頑張ったご褒美に弟が頭撫でてあげちゃう！)






うん、次の日仕事とっとと終わらせて

ケーキ買って帰るからね、




お姉ちゃん頑張っちゃうよぉお













＊＊＊「クククッ、この惨状を前にして、
よく
そんな気色悪い(思考)が出来るもんだなぁ？」













....












え...!?











その、予想外の言葉に




思わず思考を止めて振り返ると






先程何かが落下してきた場所から


ムクリと立ち上がる者がいた。












...な、何でいるの...!?


.....ナイトm....あ.....いや....






ナ...ナイスな黒いシッポの君!!

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