790:好き好きアンダイン ページ40
A side
驚いた事にアンダインは
私とアルフィスを担いだまま
川向こうにある町まで
ノンストップで走りきって見せた。
最初水の上に足を踊らせたから落ちるかと思ったが
アンダインが足を水の上に乗せた途端、
足元に
ゲームで見たような氷のような膜が現れて
彼女は普通に水の上を走っていた。
『...アンダインって凄いよね、
あんな足場が自在に作れる上に、
魔法の槍を無尽蔵に召喚出来るんだから...
制限時間のあるサンズと違って
攻撃が当たらなければほぼ無敵だよ。』
アンダイン「フッ褒められて悪い気はしないけど、
..私は自分が無敵だなどと思った事は
ただの一度もない。
完全な精神や肉体なんぞ存在せんぞニンゲン。
それは、神とて同じ事だ。」チャキッ
アンダインは、
町が見渡せる丘の上まで走り切ると
私とアルフィスを下ろしながらそう言った。
『...うん、やはり君はカッコいい女性だね。
...流石は勇者だ。』
アンダイン「ん.....勇者?...私がか?」コテン
『!...あぁ...いや何でもない独り言だよ。』フリフリ
そうか、彼女はこの世界では神様であって
勇者ではないんだな。
アルフィス「あ、見てアンダインあそこ!」スッ
アルフィスの指す方向へと視線を向けると
その町の一角からは煙が上がっている
アンダイン「アルフィー、お前はここに居ろ、
万が一にも攻撃されては事だからな!」スッ
アルフィス「え?で、でも案内位できるよ!」グッ
アンダイン「気になるからここにいろ!
そうでなくても貴様は
知識だけやたら豊富でスタミナは皆無なんだぞ!
一緒に行ったらただの足手まといだ!」ギロッ
『え...流石にそれは言い過ぎ...』チラッ
アルフィス「...ゥ.....」ウルウル
『...アンダイン、ほら、早く謝りなy..』
アルフィス「アンダインが私の事を
心配してくれてるキャーどうしようどうしよう!
あー今の録音しとけばよかった
私ったら一生の不覚じゃない
あり得ないもおおおお!!
今気になるって言ったよね?
私の事が気になるって言ったよね?
ダメ無理キュンタヒにしちゃうぅう!」ズザーッ
アンダイン「うるさいぞアルフィー落ち着け!」ムッ
『改めて理解した。
アルフィスには神様設定関係ない!
あでも待てよ...オタクの神様とかあるか!?』
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虹色human - パップマイペースすごwwwでもそこもかわi(( (6月5日 14時) (レス) @page50 id: ab77b1c347 (このIDを非表示/違反報告)
月詠 - ナイトメアの渾身の高笑いwwww (6月4日 13時) (レス) @page50 id: 11c17e35d9 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - リーパーが苦労人過ぎて可哀想で草wwwさも当然かの様に部屋を貸してもらえると思ってるナイトメアもナイトメアだよなぁ…()今回も面白かったです。更新頑張って下さい! (6月2日 12時) (レス) @page49 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
黒 - いやああああああああああああああああメア様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!! (6月1日 19時) (レス) @page49 id: 539d44f742 (このIDを非表示/違反報告)
にいかぅ(プロフ) - リパきちゃああぁぁぁ!!!しかも同居ですか最高ですねそれに弱体化して闇AUに袋叩きですかなんということでしょう貴方は神ですか??? (6月1日 18時) (レス) @page49 id: c7307675fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒猫軍曹 | 作成日時:2023年3月5日 7時