ﾀﾋのうとして色々あってやっと皆の記憶を消し飛ばしてリセットしたと思ってたのに、あの子は覚えていた。<16>【 Undertale】

787:九ﾀﾋに一生 ページ37

NO side









アンダイン「ガハハハッ！
さあニンゲン、観念しろ！

正直に話せば命までは取らないでやる、
トリエルに近づいた本当の目的は何だ！」ｼﾞｬｷﾂ






『...うん、唐突に話戻したね。

本当も何もさ、
私はただ彼女からお花を貰いに来ただけだよ。』





Aはフードに槍が刺さったままなので

地べたに張り付けになった状態で

アンダインに弁解したが


その、Aの話した内容に

アンダインの眉間に皺がよる







アンダイン「...あくまでもしらを切るのか..
この私、戦争の女神を前にしても..！」ﾑｯ





『いやいや本当の事なんだって！
嘘だと思うならサンズに聞いてm』




アンダイン「ふむ、
ならば私もその覚悟に応えるとしよう！

せめて苦しまないようソウルを一突きに！」ｸﾞｯ




『君本当に人の話聞かないn..ヴッ!?』ﾀﾞﾝｯ










Aが話しているのも構わず、

アンダインは槍を構えると一気に突き刺した。






その直後、

Aはくぐもった声を漏らして倒れ、

バタリと力が抜けたその様子を見て

カロンは慌てて川縁の槍まで近寄ってから

アンダインに声を上げる








カロン「ア、アンダイン様！
何もそこまでしなくても!?」ｱﾜﾜﾜｯ






アンダイン「...仕方あるまい、
ただでさえニンゲンは脅威なのだ。
生かしておいて何かあってからでは遅いだろう！

私だって好き好んで手をかけた訳では..」






『....ｳﾞｯ...ｹﾞﾎｯ..ゲホッ..！』




アンダイン「!?っな..」驚




カロン「!!あぁ、良かった生きてました〜！」ﾎｯ







Aは心臓に受けた槍の衝撃で

一瞬意識を失っていたが、

胸ポケットに入れていた大きめの貨幣のおかげで

一命はとりとめていた。






『..カ.カロンの言うとおりにしていなかったら、

..今頃はヘブン...ｹﾞﾎﾞｯ...』ｺﾞｿｯ





カロン「え??私、何か言いましたっけ？」ｺﾃﾝ





Aは咳き込みながら

胸ポケットに入れていた貨幣を取り出した。

そのコインを見ると
鋭い切れ込みが入っており、

もう少し深く刺さっていたら
皮膚に貫通する所だった。







アンダイン「...成る程、
私が感じた手応えはその貨幣だったのか！

随分と硬い皮膚だなぁとは思ったが」ﾌﾑｯ






『...アンダイン、
そんな硬い皮膚してたら
もうニンゲンじゃなくてサイボーグだよ。』





カロン「いいなぁサイボーグ〜何かカッコいい！」ｷﾗｷﾗ

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