ﾀﾋのうとして色々あってやっと皆の記憶を消し飛ばしてリセットしたと思ってたのに、あの子は覚えていた。<16>【 Undertale】

786:勘弁して下さい戦姫様 ページ36

NO side









Aは
ニコリと微笑みかけてそう言ったアンダインに

速攻でお断りのセリフを吐くと、

フードを両手でしっかりと掴みながら
全速力で岩影に向かって走り出した








アンダイン「ガハハハッ！

逃げられると思っているのか
私も甘く見られたものだな！」ﾋﾟﾝｯ








―――――――シュッシュッシュッ―――――――






『ひぃぃ！ﾀﾋんじゃう！
そんなの刺さったら間違いなくﾀﾋんじゃう！
お願いだから一旦待ってぇええ！』ﾀﾞｯ







――――――――ザスッザスッザスッ―――――――







アンダイン「ふん！逃げ出すような
怪しいヤツのお願いなんぞ聞く義理はない！」ｷﾞﾛｯ









次々と放たれる槍をすんでで交わしながら


Aは必死にあちらこちらへと逃げ回っていた









だがその時、


カロンより背丈の低いAの足は

長いローブの裾を踏んでしまって








―――――――グンッ―――――




『ウェエｯ！?』ﾊﾞﾀﾝｯ









アンダイン「ガハハハッ！間抜けなヤツだ。

さあ観念しろフード女！」ﾁｬｷｯ










―――――――シュンッ―――――――






―――――――ザンッ―――――――




『ｯ!?』









アンダインの放った槍は


容赦なくAの頭部めがけて飛んできた。






――――――――ザスッ―――――――





『!.....ｳｸﾞｯ...』ﾀﾞﾝｯ






その槍は
咄嗟に顔を傾けたAの右側のフードを貫通し


そのまま地面に突き刺さった為


Aは後頭部を地面にしたたかに打ち付けた


と同時に、

顔はアンダインの前にさらされる






アンダイン「な、貴様ニンゲンではないか！
一体どうやってここに潜り込んだ!?」驚







『....っ....だかr..ｹﾞﾎｯ...お使いで..』ｺﾞﾎｯ







カロン「アンダイン様、
彼女は悪いニンゲンじゃないんです！
もうやめてあげて下さい〜！」ﾌﾘﾌﾘ






アンダイン「..渡し守さては貴様、
この女がニンゲンだと分かっていたな？

お前には色々と聞く事がある、

後でじっくりねっとり聞いてやるから
そこで大人しくしていろ！」ｷﾞﾛｯ






カロン「ええ！？
私は何もやましい事はしてませんよ〜！
むしろ渡し守としての誇りを胸に
毎日安い賃金でも真面目に励んd..」ｱﾚｺﾚ






アンダイン「あ、
小指だけ爪伸びてる、帰ったら切らなきゃ..」ｼﾞｯ









カロン「ちょっと聞いてます〜！？」

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